『石子と羽男』4週首位、『六本木クラス』追い上げ…TVerドラマ人気ランキング
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在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2022年3月には月間動画再生数が歴代最高となる2.5億回を突破し、2022年7月にはアプリ累計ダウンロード数が5000万を超えるなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要がこのサービスを牽引していると言えるだろう。
しかしTVerにおける再生回数は基本的に非公表で、期ごとの番組再生数ランキングなどで一部が明らかになるか、あるいは新記録を打ち立てた時などに番組側が発表する程度。そのため、視聴率をもって番組が語られてしまう状況が長らく続いている。
そこで、TVerの総合ランキングを定点観測することで、視聴率とは違ったドラマ人気をある程度は可視化できるのではないか、と考えたのが本企画だ。総合ランキングでの順位に対しポイントを付け、合計した結果から日刊サイゾー独自の「TVerドラマ人気ランキング」をご用意した。今週は8月6日(土)~8月12日(金)までを観測した結果(1日2回、決まった時間にTVer総合ランキングをチェック)をお伝えする。
『石子と羽男』と『六本木クラス』の差縮まる
今回の結果は以下のとおり。
『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』は相変わらずの強さで、これで4週連続の1位。今回の観測対象では、TVer総合ランキングで10位内から一度も落ちることがないという安定の強さを誇った。やはりこのまま独走していくことになるだろう。視聴率でもこれまで世帯平均6%台だったのが、5日放送の第5話で8.4%と急伸しており、勢いが感じられる。
2位もこれまた4週連続で『六本木クラス』なのだが、以前に比べてトップとの差がどんどんと縮まってきている。改めて振り返ってみると、これまでは次回放送の前日には、TVer総合ランキングでトップ15から落ちていたのだが、今週は最低13位で踏みとどまっていた。ドラマに対する評価が少しずつ上がってきている影響だろうか。こちらも視聴率に大きな動きがあり、第3話で世帯平均7.0%まで落ちてしまったものの、第4話で8.1%、そして11日放送の第5話で9.1%と、復調傾向にある。
3位は接戦を制して今週も『競争の番人』がキープ。第4話でドラマオリジナルのエピソードに移ったが、第5話で一応の解決を見せ、それなりにテンポよくストーリーが進行してきているからだろうか。視聴率では世帯平均9.4%を第3話、第4話で維持したものの、8日放送の第5話で8.0%に落ちて『石子と羽男』に抜かれてしまっているのが気がかりなところだが、TVer視聴ではこのまま推移していけるか注目だ。
『競争の番人』とわずかの差で4位となったのは『ユニコーンに乗って』。前週はTVer総合ランキングでトップ15から落ちる瞬間があるなどやや伸び悩んでいる印象があったが、今週は常にトップ15内で踏ん張っていた。トップ5滞在期間がもう少し伸びれば『競争の番人』を抜くことができそうだ。前週『ユニコーンに乗って』を破って4位の座を手にした『NICE FLIGHT!』は6位にダウン。こちらは少し息切れ感が出てきている。
『新・信長公記』『テッパチ!』急落
今週目立ったのは『新・信長公記~クラスメートは戦国武将~』の急落。本人気ランキングでもついにトップ10から落ちてしまい、深夜ドラマの『NICE FLIGHT』『復讐の未亡人』の後塵を拝しているが、TVer総合ランキングの推移で見ると、トップ5にいたのは1日のみ(最高2位【*】)、トップ10滞在はプラス1日(計2日)のみで、さらに言えばトップ20以下が3日以上続くという厳しい状態だった。荒唐無稽なトンチキ感と豪華キャストが武器のコメディ作品だが、ついていけず脱落してしまう視聴者が増えているのだろうか。視聴率でも7日放送の第3話が世帯平均で4.2%と厳しい落ち込みを見せている。
※……これは確認するタイミングによると思われるため、「総合1位を取っていない」ことを確認することは難しく、正確性を保証するものではないことをご了承いただきたい
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