RIZIN、関係者が「また詐欺で逮捕」で…地上波放送は絶望的か
#RIZIN #吉羽美華
大阪府寝屋川市の市議の吉羽美華(よしば・みか)容疑者ら男女5人が、詐欺の疑いで逮捕されたが、吉羽容疑者の会社が格闘技イベント「RIZIN」関連の興行に関わっていたとの疑惑も浮上している。
吉羽容疑者らは、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した大阪府内の介護福祉施設に1億2000万円の公的融資を受けさせ、そのうち5940万円を業務委託料などの名目でだまし取った疑いで今月1日に逮捕された。医療施設や福祉施設に「手数料を支払えば、特別に融資を受けられる」などと持ちかけ、総額十数億円を詐取した疑いがあり、福岡県警が裏付けを進めている。
吉羽容疑者は2007年に寝屋川市議に初当選し、現在3期目。これまで複数回、それぞれ別の政党から国政選挙に出馬するもいずれも落選している。2009年には活動費を稼ぐために写真集を発売するなど「美人市議」としてメディアで持ち上げられていたが、政治活動以上に熱を入れていたのがRIZINのスポンサー活動だったという。
「RIZINの興行のひとつである『RIZIN TRIGGER』シリーズを、RIZINを立ち上げた榊原信行氏のドリームファクトリーワールドワイド社とともに共催していると謳っているPotentialという会社があり、吉羽容疑者はPotential社のCEOとしてTwitterやInstagramに顔を堂々と掲載。インスタには格闘家や有名人らとの写真も公開している。Potential社はなぜか現在、公式サイトの中身を削除しているが、所属選手も抱えるなど、RIZIN出場選手へのサポートも直接していたようだ。大阪の市議にもかかわらず、現在は東京で19歳年下のイケメンRIZINファイターと同棲中であるとの情報も。疑惑をかけられた選手は早速関係を否定しているが……。吉羽容疑者は5月から体調不良を理由に議会を欠席していたが、RIZIN関連の活動では動き回っていたようで、逮捕直前の7月31日には、さいたまスーパーアリーナで開催されたRIZINの興行にも来場していた」(格闘技担当記者)
RIZINといえば、2015年年末の旗揚げ時からフジテレビ系で中継され、昨年おおみそかにも同局で放送されたが、今年5月、RIZINの榊原CEOと反社会的勢力と関係のある人物との関係が一部週刊誌で報じられた。その後フジは、当初は中継を予定していた、6月19日開催の格闘技イベント『THE MATCH 2022』の放送中止を発表。地上波放送が消滅する形となったが、この件にも吉羽容疑者の詐欺問題が絡んでいるという。
「フジといえば、榊原氏が中心人物だったPRIDEを反社との関係を理由に打ち切っていただけに、関係を切る理由を探していたようだが、吉羽容疑者に関する情報が報道部の記者のところに入ってきていたようだ。昨夏には、RIZINの人気選手たちのスポンサーだったアパレルブランドの役員が、巨額の投資詐欺グループのメンバーとして逮捕されていた。吉羽容疑者が詐欺で稼いだ金をRIZINに投資していたらRIZINの存続に関わる大問題。いずれにせよ、もうフジテレビがRIZINを放送することはないだろう」(テレビ局関係者)
『THE MATCH 2022』の大成功で格闘技界が盛り上がっている最中、格闘技界の今後に暗い影を落とす事件になってしまったようだ。
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