山下智久「ハリウッド出演」は30秒もなく…木村拓哉「初海外ドラマ」はどうなる?
#木村拓哉 #山下智久
山下智久が出演していることで話題のハリウッド映画『マン・フロム・トロント』が6月24日よりNetflixで独占配信されている。
同作は、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』などで知られるパトリック・ヒューズが監督を務め、ケヴィン・ハートとウディ・ハレルソンのW主演となるアクションコメディで、当初は米ソニー・ピクチャーズ配給により全米で公開予定だったものの、コロナ禍の影響で公開延期が続いた結果、中国をのぞく世界配給権がNetflixに売却され、劇場公開がないまま配信となった。
2020年10月いっぱいをもってジャニーズ事務所を退所した山下は、この映画の撮影のために契約満了前の退所を希望したことが明らかになっており、その意味でも『マン・フロム・トロント』の出演は大きな注目を集めていた。山下の出演が正式に発表される前から、関係者らのSNSに山下が登場したことは反響を呼び、製作側も露骨に山下をアピールしていたほどだったが……。
「国内メディアでも『ハリウッドデビュー作』『ハリウッド出演!』などと盛んに喧伝されていましたが、蓋を開けてみれば登場シーンはごくわずか。日本刀を持った殺し屋、通称『東京の男』という役で、殺し屋としての紹介シーンが合計12秒ほど。その後、終盤に最後の刺客として颯爽と登場するも、わずか15秒後には予告編映像で“ネタバレ”されていたとおり車にハネられて退場。特に見せ場もなく、出番は合計30秒にも満たない。そもそもちゃんとした役名も発表されていかなったことから当初からチョイ役であるとは見られていて、山下自身も当時Instagramで『出演シーンは少ない』と言っていたんですけどね。一応セリフもあることと、日本語吹き替えを本人がやっている点はファンには嬉しいでしょうが……。さらに残念ながら、映画そのものも酷評されていて、映画評論サイトの『Rotten Tomatoes』では8割近くがネガティブ評価という状態です」(映画ライター)
ジャニーズ退所のきっかけともなった作品がこれではガッカリという声も多そうだ。山下といえば、米HBO MaxとWOWOWの共同制作となったドラマ『TOKYO VICE』にもホスト役で出演していたが、海外メディアではヤクザを好演した笠松将の評価が高く、影が薄い印象だ。
山下が“海外進出”に苦戦している中、気になるのがあの先輩の「初海外ドラマ」だろう。
『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズの製作総指揮のひとりであるフランク・ドルジャーは、2018年にフランク・シェッツィングの海洋冒険小説『深海のYrr(イール)』の実写化となる『THE SWARM』の製作を発表していたが、昨年6月にキャストが発表され、海外の俳優に混じって木村拓哉が出演することが明らかになった。
「ドイツ、フランス、イタリアなどさまざまな国のテレビ局らが製作に関わっており、日本もHuluジャパンが共同製作に名を連ねています。そのため山下がメインキャストとして出演した『THE HEAD』(2021年)のようにHuluジャパン側が木村を“ゴリ押し”したのではとも言われています。『THE HEAD』は山下の出演効果で日本を含むアジア地域で大成功したとプロデューサーが明かしていましたが、『THE SWARM』の製作側も、Huluジャパンに声を掛けたのは『THE HEAD』の座組みに関心を持ったからだそうですから、アジア地域で話題になるような日本人俳優をキャスティングしたかったのでしょう」(同上)
こうなると“話題作り”のためだけのチョイ役出演の可能性もありそうだが……。
「今年3月にドルジャーが『THE SWARM』について語った際、早くもシーズン2の製作も検討していると明かしたほか、日本が参画したことの意義を強調していました。原作はヨーロッパを舞台にした作品なので、そもそも日本人キャストの出番は少ないと見られていましたが、このドルジャーの発言からすると、それなりに見せ場は作られそうです。Huluジャパン関与で成功した『THE HEAD』も山下はわりと重要な役回りでしたしね」(同上)
昨年イタリアで全8話が撮影された『THE SWARM』は、来年2月のベルリン国際映画祭でプレミア上映される予定だという。その1カ月前となる2023年1月には綾瀬はるかと共演する主演映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の公開も控える木村。今年11月には50歳の誕生日を迎えるが、50代のスタートは話題づくしとなるだろうか。
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