なにわ男子、キンプリらは「大成功」 ジャニーズ続々TikTok開始の背景
#ジャニーズ #King & Prince #Snow Man #なにわ男子
CDセールスを担保したいジャニーズにとってうってつけ
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ビルボードジャパンの総合ソングチャート「Hot 100」では昨年6月、初週50万枚以上を売り上げた日向坂46「君しか勝たん」が初登場2位となり、デジタル配信のみ(当時)のBTS「Butter」に首位の座を奪われるという現象が起こり、注目を集めた。ビルボードジャパンはかねてより一定数以上のCDセールスに対し、そのままポイント化せず、減算する係数処理をすることにより、総合チャートが「=CDセールスチャート」とならないよう努めてきた。この時も、「シングル・セールスとデジタル・セールスのバランスをさらに安定させるため」として係数の変更が発表されている。
そしてビルボードジャパンはこうしたチャート方針の変更を随時行っており、CDセールスの比重がさらに縮小傾向にあるほか、サブスク(定額制音楽配信サービス)でのストリーミング再生数に対する取り扱いなども、再生回数増を狙った一部キャンペーンなどへの対応と見られる変更が行われている。中でもジャニーズ事務所にとって大きく影響するのが前者だ。実際、今年に入ってからだけでもジャニーズWESTの『黎明』、KinKi Kidsの『高純度ロマンス』、NEWSの『LOSER』といったシングルは、CDセールスだけなら初登場1位だったが、Hot 100では首位獲得を逃しているのだ。
YouTubeやTikTokの活用は、CDセールスを担保したいがためにデジタル配信は必要最小限に留めたいジャニーズ事務所にとって、うってつけのビルボードジャパン“攻略法”となり得るだろう。それを証明するように、なにわ男子『初心LOVE』はCDセールスが急落する2週目も総合ソングチャート1位をキープし、先輩・NEWSの『未来へ』を初登場2位に押し止めている。
6月15日にTikTokアカウントを開設したばかりのKing & Princeは、4thアルバム『Made in』のリード曲「ichiban」の総再生回数が6月27日に3億回を突破。ハッシュタグチャレンジ「#ichiban」の効果もあり、TikTokでこれまで配信された楽曲の中で配信後13日間で楽曲の総再生数が3億回再生を突破したのは国内アーティスト最速という、なにわ男子を上回る反響を呼んでいる。この戦略が成功しているかぎり、ジャニーズ音源のデジタル配信状況は現状維持のままとなりそうだ。
@kingandprince_j_universe King & Prince 4th AL「Made in」発売を記念したハッシュタグチャレンジ#ichiban 開催中‼️ 早速メンバーもダンスにチャレンジ? #ichiban をつけてみんなも投稿してね✨ ? #KingandPrince #Made_in ♬ ichiban – King & Prince
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