『マイファミリー』ついに首位! 『みらてん』は最終回で急落…TVerドラマ人気ランキング
#TVer #金田一少年の事件簿 #マイファミリー #未来への10カウント #明日カノ
在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、昨年10月には月間動画再生数が初めて2億回を超えるなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要がこのサービスを牽引していると言えるだろう。
しかしTVerにおける再生回数は基本的に非公表で、期ごとの番組再生数ランキングなどで一部が明らかになるか、あるいは新記録を打ち立てた時などに番組側が発表する程度。そのため、視聴率をもって番組が語られてしまう状況が長らく続いている。
そこで、TVerの総合ランキングを定点観測することで、視聴率とは違ったドラマ人気をある程度は可視化できるのではないか、と考えたのが本企画だ。総合ランキングでの順位に対しポイントを付け、合計した結果から日刊サイゾー独自の「TVerドラマ人気ランキング」をご用意した。今週は6月11日(土)~6月17日(金)までを観測した結果(1日2回、決まった時間に観測)をお伝えする。
『マイファミリー』満を持して首位、『みらてん』は最終回で急落
今回の結果は以下のとおり。
満を持して『マイファミリー』が堂々の1位。前々週5位から前週2位と最終回に向けて勢いづいていたが、最終回でついに首位を制した。世帯平均視聴率も最終回は16.4%と、自己最高を更新しただけでなく、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の初回(17.3%)をのぞいて上回り、まさに今期の覇権ドラマといえる結果だったが、見逃し配信でも存在感を見せた。人間関係が複雑なミステリーということもあり、もう一度見返したいという需要もあったのかもしれない。
前週1位を制した『やんごとなき一族』はやや落ち着いたものの2位をキープ。こちらは最終回はまだ先なので、次週以降また1位を手にしそうだ。
まだ最終回ではないが、タイトルにある“元カレから託されたメッセージ”の完結編となった第10話が放送された『元彼の遺言状』、そしてオリコンによるドラマ満足度ランキングでも高水準を維持する『ナンバMG5』も好調で、最終回直前の『インビジブル』を今週は抑えた。次週はこれらの最終回が対象となる週となるため、激戦は必至だろう。ここ最近の月9の恒例となる“おまけ”的な『元彼の遺言状』第11話は伸び悩みそうだが、評価の高い『ナンバMG5』は、『やんごとなき一族』や『インビジブル』を上回る伸びを見せるか。
最終回といえば、『未来への10カウント』は最終回ながら前週から55ポイントも下落して、9位までランクダウン。視聴率的には自己最高の13.1%を記録して有終の美を飾ったはずだが、TVer再生数的にはむしろ急落と言っていい。TVer総合ランキングの推移を見ていると、総合1位が取れなかったばかりか【※】、火曜にはトップ10から脱落し、その後一気に順位を下げていっている。最終回まではとりあえず付き合ったが、もう一度観たいと思わせる魅力に欠けたのかもしれない。
【※……これは確認するタイミングによると思われるため、「実際に総合1位を取っていない」ことを確認することは難しく、正確性を保証するものではないことをご了承いただきたい】
また気になるのは『金田一少年の事件簿』だ。もともと伸び悩んでいたが、前週に続いて200ポイントを割り、今週はついに12位にダウン。深夜ドラマの『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』『明日、私は誰かのカノジョ』の後塵を拝する形となった。特にこの2作は深夜帯ながらTVer総合ランキングで1位を取ることもあるなど見逃し配信での人気はゴールデン帯のドラマに匹敵する面があったが、ついに『金田一』を上回る結果に。もっとも、『俺かわ』も『明日カノ』も前週よりはポイントを伸ばしてはいるが、『俺かわ』や『明日カノ』の勢いがあるというより、『金田一』のポイントが減少傾向にあるというのが大きな要因だろう。『俺かわ』は今回最終回だったが、『明日カノ』はまだもう少し続きそう(全12話?)なので、まだまだ盛り上がる可能性がある。『明日カノ』がさらなる番狂わせを起こすかどうかも今後注目だ。
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