桐谷健太、賞賛モノの“ゲス顔”…『インビジブル』が仕掛けた「最初から観返したくなる」展開
#桐谷健太 #インビジブル
高橋一生が主演するTBS系金曜ドラマ『インビジブル』が、いよいよ今夜最終回を迎える。前回の第9話では、志村(高橋一生)とキリコ(柴咲コウ)が追っていた警察の内通者の正体がついに明らかになった。
第8話で志村を救うため、自ら「インビジブル」キリヒト(永山絢斗)のもとに戻る選択をしたキリコ。キリヒトの思惑に振り回される捜査一課だが、第9話ではキリヒトから「“ブラックフライデー”を行う」というさらなる宣戦布告が入る。ブラックフライデーの内容は「海外にいるクリミナルズ(凶悪犯)たちを使い都内で凶悪事件を巻き起こす」というもので、中止の条件として示されたのは、これまで収監されたクリミナルズ全員の免責と釈放だった。
一方、キリヒトと行動を共にするキリコは、クリミナルズの1人である「リーパー」の正体を突き止めるべく動いていた。リーパーは警察内部の内通者であり、捜査一課長・犬飼(原田泰造)を殺害した人物だ。さらに志村の元相棒である安野(平埜生成)の死にも関わっている。キリコは、初代インビジブルが残した資料を調べることで、リーパーの正体が監察官の猿渡(桐谷健太)であることに気がつくのだった。
この展開は決して意外なものではなかった。かねてから猿渡は志村にかなりの執着を見せており、その姿は視聴者の目にも異常だった。さらにリーパーからキリヒトへの連絡は、キリコ曰く「速報レベル」の速さである。警察内でも上層部の仕業と見るのが自然だ。
SNS上には、「(内通者は)ちゃんと猿渡だった」「志村とのガチ対決は(中略)猿渡であるべきだし、猿渡でよかった」と安堵するような感想があふれた。想像通りの展開ではあったが、視聴者から概ね好評なのは、桐谷の“ゲス顔”があまりにハマっていたところも大きい。「ちょっと! 今の猿渡の顔! 気持ち悪い! すっげえいい顔!」など、これまで醸し出してきた硬派な印象から一転、狂気を抑えきれない表情への変化は称賛の声を集めていた。
さらに、最終回の予告では「私ね、志村さんの悲しむ顔を見るのが大好きみたいなんです」と衝撃の発言を放つ猿渡の姿があり、期待はますます高まっている。「じゃあ前回わざわざキリコさんを逃したあとに民宿にきたのは、落ち込んでる志村さんを見にきたってことだよね」「猿渡、志村を大切なおもちゃだと思ってるんだろうなーっていう視点でもう一回最初から見たくなってきた」など、1話から振り返り、猿渡の志村に対する執着を改めて見返したいという視聴者も。たとえ展開は平凡であっても、再視聴したい気持ちをくすぐることができたのなら制作陣としては「大成功」と言えそうだ。
■番組情報
金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系毎週金曜22時~
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭介、大野いと、平埜生成、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘、槌谷健、香坂隆史
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/invisible_tbs
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