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『マイファミリー』に早くも”ロス現象” 世界トレンド1位の反響に応える最終回となるか

『マイファミリー』に早くも”ロス現象” 世界トレンド1位の反響に応える最終回となるかの画像
ドラマ公式サイトより

 二宮和也主演のTBS系日曜劇場『マイファミリー』がいよいよ6月12日に最終回を迎える。第9話の平均世帯視聴率は、同ドラマ最高記録を更新する14.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。今期の民放ドラマにおいても最高の数字を叩き出した。

 第8話で一連の誘拐事件の背景が見えてきたところで、第9話はすべてのきっかけとなった東堂樹生(濱田岳)の娘・心春(野澤しおり)の5年前の誘拐事件の真相に近づき始めるも、まだ謎に包まれたまま。視聴者のなかには「最終回全く予想できん!」「来週が待ち遠しい。でも終わってしまうのがさみしい」と、真相を知りたいが終わって欲しくないという声も相次いで上がっている。

 相次いで誘拐事件が起こった『マイファミリー』。第1話に起こった、温人(二宮和也)と未知留(多部未華子)の鳴沢夫婦の娘・友香(大島美優)に続き、鳴沢夫婦の友人である三輪碧(賀来賢人)の娘・優月(山崎莉里那)、そして鳴沢夫婦のご近所さんで、温人が社長を務める「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の社外取締役である阿久津晃(松本幸四郎)の娘・実咲(凛美)と誘拐されてきた。

 東堂が自白したところによれば、自分の娘・心春の事件が未解決のまま、妻の亜希(珠城りょう)による狂言誘拐の可能性を警察に疑われ、当時刑事だった東堂は退職し、独自に調査を始めた。しかし何の手がかりも得られない状況に焦り、亜希の妹・亜矢(藤間爽子)に協力してもらい、“模倣犯”として鳴沢友香の誘拐事件を引き起こすことで、心春の事件を再捜査させることが狙いだった。だが、東堂たちは結局、真犯人にいいように利用され、三輪優月の誘拐も実行し、さらに阿久津実咲の誘拐事件については身代金を受け取る「受け子」にさせられる。

 実咲は心臓の弱い母親を心配して自ら監禁場所から脱出しようとするも転落し、瀕死状態に。第9話では、温人らが警察に連行され、張り切る管理官の日下部(迫田孝也)は、5年前の心春の事件は行方をくらませた東堂亜希の狂言誘拐、そして鳴沢友香・三輪優月・阿久津実咲の3人の誘拐事件については温人と東堂の犯行だと決めつけてかかるのだった。

 事情聴取を受けた未知留と三輪は解放されたが、温人だけは逮捕・勾留されてしまう。温人と東堂を犯人と信じて疑わない阿久津は、ハルカナとの業務提携を解消。ハルカナ副社長の立脇香菜子(高橋メアリージュン)も、温人の社長解任という苦渋の決断を下す。温人たちに逆風が吹き荒れる中、刑事の葛城(玉木宏)は温人のもとを訪れ、心春の事件を解決できなかったことを悔やんでいることを明かし、心春と実咲の関係を友果に探って欲しい、と協力を依頼する。

 勾留が解けた温人は、友果の協力を得て、心春と実咲が何らかの秘密を共有した親友だったことを突き止める。そして友果が借りた実咲のタブレットにこそ、事件の真相につながる証拠がある可能性が浮上。自宅にいる未知留がタブレットを確認すると、非通知の電話がかかり、機械音声を使って東堂を名乗る電話の主が、タブレットを誰にも渡さないよう警告する。一方、新人刑事の梅木(那須雄登)がタブレットを受け取りに訪れる。“東堂”に逃げるよう指示された未知留は、タブレットの中のデータを覗いた刹那、何者かに誘拐されるのだった。

 この衝撃の展開には「妊婦に薬を嗅がせるとは最低」「なんてことを!」と視聴者の悲鳴が上がった。一方、まだ真犯人にたどりつくまでには至らず、ネット上では真犯人について、警察内部説や阿久津説、さらに「まさかの三輪では?」などの考察が飛び交っている。最終回直前なら予測は絞られてくるものだが、それだけ脚本が秀逸だということだろう。最終回が15分拡大で放送されることが発表されると「15分拡大ぐらいで終わるの?」「2時間スペシャルでないと無理」という声も上がる一方、「終わってほしくない」と早くも“ロス”を訴える声も。

 第9話放送後、Twitterで2度目の世界トレンド1位を獲得した『マイファミリー』。それだけ多くの視聴者がSNSで盛り上がっていたということだろう。毎週、息をのむようなノンストップ展開で、瞬きも忘れて見入ったが、いよいよ最終回を迎える。登場人物全員がハッピーエンドになるのは厳しいかもしれないが、すべての伏線を回収し、納得のいくラストに期待したい。

■番組情報
日曜ドラマ『マイファミリー』
TBS系毎週日曜21時~
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、迫田孝也、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、山田キヌヲ、渡辺邦斗、藤間爽子、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、大友康平、神野三鈴、大島美優、濱田岳、玉木宏
脚本:黒岩勉
主題歌:Uru「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:大間々昂
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:大形美佑葵
演出:平野俊一、田中健太、宮崎陽平、富田和成
製作著作:TBS
公式サイト:tbs.co.jp/myfamily

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東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/06/12 19:00
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