トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > フジテレビ×とんねるず復活?

フジテレビ「港新社長」でとんねるずも4年ぶり地上波返り咲きか

フジテレビ「港新社長」でとんねるずも4年ぶり地上波返り咲きかの画像
とんねるず

 フジテレビが今月18日、共同テレビジョンの港浩一社長が社長に就任するなどの役員人事を発表した。6月28日に開かれる株主総会後の取締役会にて正式に決まる予定だという。

 港氏は北海道出身で早稲田大学卒業後、1976年に同局入社。4年後に希望していた制作職に就いて『夕やけニャンニャン』『オールナイトフジ』などのディレクターを歴任。『とんねるずのみなさんのおかげです』シリーズではディレクター、プロデューサーを務めてとんねるずが大ブレイクする火付け役の1人として知られる。とんねるずの2人がモノマネを披露したり、内輪話を暴露するなどしたため、港氏はお笑いファンの間でも有名だったが、2015年に共同テレビ社長となり、制作現場からは離れていた。

「会社では先日、50歳以上を対象にした早期退職を実施したばかり。バラエティ番組のスタッフでも優秀な人材が多く辞めていきました。それ以前にヒット番組につながるノウハウは枯渇しています」(フジテレビ関係者)

 同局のバラエティ制作における課題といえば、4月24日にスタートした『呼び出し先生タナカ』だろう。初回3時間スペシャルの視聴率が振るわなかったことも取り沙汰されたが、番組内容がかつて同局で放送されたバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の人気企画「抜き打ちテスト」シリーズに似ているとしてネット上で騒がれた。

 MCを務めたアンガールズ・田中卓志は、ネットラジオ番組『アンガールズのジャンピン』(ニッポン放送 PODCAST STATION)でリスナーからのメールに答える形で「(似ていたことは)そりゃわかるよ! 『めちゃイケ』もやっていたスタッフさんが入っているし、フジテレビの番組内で企画を使うって別に悪いことでもないと思うし」とコメント。『めちゃイケ』の元ディレクターが総合演出を務めるなど当時のスタッフが参加しており、同じフジテレビの番組なので問題ないとの立場を取った。

 ナインティナインの2人もラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で言及し、「アンガールズの田中くんは何にも悪くないよ」とMCを務めた田中を擁護しつつ、冗談混じりに「これ(同じような企画)やるんやったら、俺らやったらアカンのか」「(元めちゃイケスタッフは)どう思って番組作ってるのかな。俺とか濱口(よゐこ・濱口優)とかの顔はまったく浮かばへんかったのかな」と嘆いていた。実際、企画が似ているかどうかということより、「田中でこれをやる必要性が感じられない」「ネタの使いまわしということは新しいアイデアをやる余裕がないってことか」といった制作側の姿勢を問う声も少なくない。

「こうした制作体制を是正することこそ、港さんを社長に据える目的では。その流れの中で、とんねるずの番組が復活する可能性も浮上するでしょう。現在も港氏ととんねるずの関係は良好ですから、今回の社長人事はコンビにとって間違いなく追い風になる。独自性が薄い新番組を中途半端に立ち上げるなら、とんねるずを戻すほうがおもしろいものができるともっぱら。往年のファンだけでなく、YouTubeで成功している石橋や、そのバックに付いているマッコイ斉藤氏が新たな視聴者層を開拓してくれる可能性も高い」(芸能記者)

 日本テレビは看板特番『24時間テレビ』に今年、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』が大成功している二宮和也らをメインパーソナリティーに起用。同チャンネルとの連動も予定されており、注目を集めている。今のとんねるずなら、新たな“仕掛け”で視聴者を楽しませることもできそうだが、はたして……。

〈関連記事〉
フジテレビ『あしたの内村!!』が大苦戦、“大物MC”にすがっても…
窮地のフジテレビ、港浩一社長就任でとんねるずが「ますます戻れなくなった」と言われるワケ
フジテレビの「上島竜兵さん自宅中継」騒動にローカル局も激怒「系列局をないがしろにしている」
ゴリエに続いて慎吾ママも!? フジテレビ、全盛期コンテンツの“復活”に活路見出すか
アンガールズ田中、業界内評価は高いのに…初のゴールデン帯MC番組が苦戦のワケ

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/05/26 13:00
ページ上部へ戻る

配給映画