神田沙也加さんはダメで上島竜兵さんはOK?『めざまし8』谷原章介の“約束違反”に批判の嵐
#谷原章介 #めざまし8
お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが5月10日深夜に自宅で急死していたことが明らかになり、芸能界には激震が走った。
「ビートたけしや出川哲朗ら親交のあったタレントたちが続々と追悼コメントを発表。特に近しかった有吉弘行は、15日の生ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で上島さんへの感謝を語っていました。ダウンタウンの松本人志が同日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、『もし今も芸人で(悩みを)抱えている人がいたら、間接的にでも連絡ほしいよね。俺に何ができるかわからないけれど』との思いを伝えたことも話題になりましたが、某民放局では上層部から『普段と様子の違う人がいたらすぐ伝えるように』とのお達しがあったともいいます」(制作会社スタッフ)
上島さんの急死から一夜明けた11日には、民放各局の情報番組がこの訃報をトップで取り上げたが、その中で視聴者が目を疑ったのが『めざまし8』(フジテレビ系)の報道姿勢だった。
番組では、メインMCの谷原章介が「さあ、上島さんの自宅前には今、田中良幸キャスターが行っています。田中さん」と呼びかけると、画面は上島さんの自宅マンション前に切り替わり、田中キャスターが「東京中野区にありますお笑い芸人のダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの自宅マンションに来ています」とリポートしたのだ。
「生中継であるため、自宅周辺の背景はボカせないまま放送されており、やろうと思えば簡単に住所が特定される状態。番組中、“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏は谷原にコメントを振られた際、自殺という表現を報道で使っていることに苦言を呈したほか、『場所の特定をしない』などの報道ガイドラインとの規定があることを説明。その甲斐あってか、自宅前からの中継は中断されたようです」(芸能記者)
視聴者が唖然としたのは谷原の呼びかけだ。
「昨年12月に女優の神田沙也加さんが急逝した際も『めざまし8』では取り上げていたが、この時は『神田正輝さん、松田聖子さん、このたびは騒ぎ立てて本当に申し訳ありませんでした』と頭を下げて謝罪。続けて『今日で神田さんのことへの報道、めざまし8では一線を引いて終わらせたいと思います。本当に失礼いたしました』と約束していたのです。この言葉は視聴者から『配慮の鑑』だと絶賛されたものでしたが、にもかかわらず、今回、上島さんの死去で現場の自宅マンションから生中継したのです。谷原に生中継をすることを止める権限がないとしても、何かしら配慮あるコメントはできたはず。そのため、ネット上は当然ながら大荒れ。『神田沙也加さんのときに配慮に欠けた報道はしないとかおっしゃられてませんでしたっけ?』『神田さんはダメだけど上島さんの特集ならしてもいいのはなぜ?』『神田沙也加の時はかっこつけてただけ』『本当にその気持ちが本当だったら竜兵さんの自宅前から中継なんてしないよな』と批判コメントのオンパレードとなりました」(前出・芸能記者)
こうした事態を重く見たのか、厚生労働省は11日夜に「一部のメディアにおいて、『自殺報道ガイドライン』に反する、以下のような報道・放送が行われている」と具体名こそ出さなかったものの、即座に“注意喚起”を行った。
最近の『めざまし8』は谷原の率直なコメントが受け、視聴率は上昇トレンドにあったが、今回の“約束違反”でイメージダウンは必至。快進撃にストップがかかるかもしれない。
◆主な相談窓口
・いのちの電話
ナビダイヤル=0570・783・556(午前10時~午後10時)
フリーダイヤル=0120・783・556(午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時)
・日本いのちの電話連盟 inochinodenwa.org
【報道関係者様へのお願い】
本日、各報道機関に対し、WHO自殺報道ガイドラインに準じた報道を実施するよう要請を行いましたが、一部の報道機関でこれに反する報道が行われているため、あらためて要請を行いました。本ガイドラインを踏まえた報道を、引き続きお願いします。https://t.co/3FBAkstLuH
— 厚生労働省@MHLWitter) May 11, 2022
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