河瀬直美監督の“腹蹴り”報道はアンチ勢力のリーク? 文春砲”追撃”もあるか
#河瀬直美
映画界の闇はまだまだ深いのか――。
2009年にカンヌ国際映画祭でアジア人、女性では初の受賞となる功労賞「黄金の馬車賞」に輝き、昨年の東京五輪で公式記録映画『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』の総監督を務めるなど、日本を代表する映画監督の一人である河瀬直美氏。4月28日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、河瀬氏が撮影現場で”暴力沙汰”を起こし、撮影チームが降板する騒動があったと報じている。
「記事によれば、騒動が起きたのは、2020年に公開された映画『朝が来る』の撮影現場で、2019年5月のこと。自らカメラを構えていた河瀬監督は、シーン終わりにカチンコにカメラを向ける段取りだったものの、ファインダーをのぞいているうちに方向がわからなくなった様子だったという。そのため、後ろに控えた撮影助手が河瀬監督に近づき、方向を伝えようとして体に触れたところ、河瀬監督は激怒。振り返って『何するの!』と大声で叫びながら、その助手の腹を蹴り上げたという。蹴られた側にもかかわらずその撮影助手は謝罪したが、河瀨監督は自分の非を認めなかったため、撮影監督は部下を守るためにチームごと降板したといいます」(週刊誌記者)
「文春オンライン」にて先行して公開された“文春砲”記事を受けて、河瀬監督の所属事務所は28日、記事の内容を一部否定・訂正し、「作品が傷つけられた」と報道を非難するコメントを発表した。
「撮影当時、河瀬監督は10キロ近いカメラを抱え、エスカレーターに乗って移動しながらの手持ちの撮影だったと説明。”撮影助手が体に触れた”という部分については、件の撮影助手は、河瀬監督が体に身に着けていた撮影補助器具を引っ張って方向を誘導しようとしたが、突然のことで河瀬監督はバランスを崩し、転倒しそうになったとのこと。蹴ったことについては、『急な体の方向転換は恐怖でしかなく、防御として、アシスタントの足元に自らの足で抵抗』と説明しています。撮影部が離れることになったのも『話し合った結果』であり、『撮影を継続させるための最善の方法だと双方が納得した上』としています。また、河瀨監督と撮影助手の連名によるコメントも出されており、『既に当事者間で解決をしていること』と強調していますね」(前出・週刊誌記者)
騒動があったことは認めつつ、3年前の時点で双方が納得済みのことだと主張したわけだ。しかし、なぜ今になって3年前の騒動が蒸し返されたのだろうか。
「映画界では今、監督、俳優、プロデューサーによる“性加害”報道に関心が集まり、週刊誌は力を入れています。その一環で、理不尽な暴力沙汰として今回のネタに文春が乗ったと思われます」(スポーツ紙記者)
また、河瀬監督は周囲から恨みを買っていた可能性もあるという。
「河瀬監督は演出などに強いこだわりがあり、役者やスタッフはそれについていくのに必死です。そんなことで、中には河瀬監督をよく思っていない役者やスタッフもいます。さらに監督として売れっ子なので、なおさらひがまれる。今回のネタも”反・河瀬派”からのタレコミではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
取材するメディアからの評判も決して良いとは言えない。
「取材現場でよく言われるのは、“河瀬監督は出たがり”だということです。映画の会見でも主演俳優を差し置き、延々としゃべる。リップサービスといえばそれまででしょうが、芸能メディアからしてみれば、聞きたいのは主演俳優の言葉というのが本音ですね」(前出・スポーツ紙記者)
来年6月には『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』が公開予定で、また2025年に開催される大阪・関西万博のプロデューサーも務めている河瀬氏。昨年末放送された『河瀬直美が見つめた東京五輪』(NHK BS1スペシャル)における”字幕捏造問題”や、東京大学入学式での祝辞問題など、ここのところ何かと取り沙汰されているだけに、文春砲の”追撃”もありそうな気配だが、かわし続けることができるだろうか。
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