キャスター不足の日テレ、「櫻井翔の妹」に転身を説得するも失敗か
#日本テレビ
3月末で日本テレビを退社した桝太一元アナウンサー。京都の同志社大学ハリス理化学研究所の専任研究所員(助教)に転身しながら、同局での『真相報道バンキシャ!』と『ザ!鉄腕!DASH!!』のレギュラー出演を続ける意向は明らかになっていたが、退社後の4月1日、大手芸能事務所ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に所属したことを発表した。
7日発売の「女性セブン」(小学館)は、桝は研究を続けながらもキャスターとしてテレビ出演を続け、「理系版の池上彰」を目指すと報じている。さらに、SMAとの提携に際し、昨年11月に会社を設立していたといい、独立発表後の今年2月に桝が社長に就任。教育事業などを手がけていくという。
研究者、キャスター、そして社長業と大忙しになる桝だが、一方でここにきて顕著なのが日本テレビの人材不足だ。特に報道番組を任せられるアナウンサーがおらず、桝が『バンキシャ』に退社後もフリーキャスターとして残ったのもそうした背景がある。
とはいえ新人を一から育てるにも時間はかかる。そこで日テレ上層部が白羽の矢を立てたのがあの有名芸能人の妹だった。
「嵐・櫻井翔が同局のニュース番組『news zero』で月曜キャスターを務めていますが、その妹の櫻井舞氏です。幼稚園から大学まで東京都内にある名門学校に通い、2009年に日本テレビに入局。報道局社会部に配属され、現在は司法担当で東京地検特捜部の幹部に食い込むなど実力でのし上がり、今や”日テレ社会部のエース記者”と評判なんです。そんなこともあり、上層部は彼女に報道キャスターへの転身を打診しましたが、頑として首を縦に振らなかったといいます」(同局関係者)
父親の櫻井俊氏は、テレビ局を管轄する総務官僚を長く務めたことで知られ、2016年に退官後は今年3月までは電通グループの重役を歴任している。そのため、「ただでさえ舞氏のもとには『コネ入社だろ?』などいわれのないひがみ、やっかみが凄まじかった。報道記者として活躍してみせたことでこうした声をねじ伏せたが、報道キャスターに転身すれば表舞台に立つため、再びそうしたことに悩むことが目に見えていたので回避したようだ」(前・同)という。
日本テレビの女性アナウンサーでは報道や情報番組の経験が豊富な森富美、杉上佐智枝アナウンサーといったベテランも擁してはいるが……。
「アラサー世代より下に目をやると基本的にバラエティ番組要員のアナウンサーばかりになります。スキャンダルがあっても困るし、不規則な生活のため報道を嫌がる人物も多いと聞きます」(前・同)
テレビ不況による大幅な制作費の削減で、外部の人材に頼ってばかりというわけにもいかないのはどこのテレビ局も同じだが、日テレの苦悩はしばらく続きそうだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事