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落合博満氏に「阪神新監督」待望論? その可能性は…

落合博満氏に「阪神新監督」待望論? その可能性は…の画像
オレ流!どうなる矢野阪神」(『落合博満のオレ流チャンネル』より)

 元・中日ドラゴンズ監督の落合博満氏が、4月13日に公開した公式YouTubeチャンネル『落合博満のオレ流チャンネル』の動画で、セ・リーグ最下位に沈む阪神タイガースの矢野燿大監督について苦言を呈した。

 中日監督8年間でリーグ優勝4回、日本一1回と名将として知られる落合氏は、この4月から『サンデースポーツ』(NHK)に出演者の1人として新たに加わり、先日も情報番組『サンデーモーニング』(TBS系)のご意見番として出演。

 急激に露出を増やす中で自身のYouTubeチャンネルで触れたのが、4月14日の中日戦での敗戦で1勝15敗1分け、勝率が6分3里とプロ野球ワーストを更新する致命的な数字になった阪神を率いる矢野監督についてだった。

 矢野監督は今年1月31日、春季キャンプ直前のミーティングで「今季限りで退く」と発言したが、落合氏はその行動を「(理解できる部分は)一切ない。辞める人のために誰がやるのか。俺にはその気持ちはわからない」と疑問視。開幕前から辞任を明言したこの発言をめぐっては当初より賛否両論あったが、「リスクのほうが多い」と話した。

 その理由として、「どうせ次、誰か(別の監督が)来るのだろう」と冷めた見方をする選手が「多いと思う」と説明。落合氏は、自身が中日の監督を退任が決まった際も、事前に「今季限り」と選手たちに伝えることはなかったそうで、「シーズンが終わったら辞めればいいだけのこと」との考えを貫いたという。

 この落合氏の発言について、プロ野球OBは次のように語る。

「ご自身にまだ監督としての需要があるのかを測っているのではないか。5月からはコロナ禍以降、久々に東京、神奈川、愛知、大阪で人気の講演会も開くことが決まったので、いい宣伝にもなるでしょう」

 4月1日の開設から2週間足らずで32万人の登録者数が集まったYouTubeチャンネルの盛況ぶりを考えると、ファンからの「落合監督待望論」が起こっても何ら不思議ではない。

 実は以前より落合氏は関西での影響力を地道に高めていたという。

「もう番組は打ち切られていますが、関西ローカルのスポーツバラエティ番組『スポーツ内閣』(MBSテレビ)に度々、スペシャルゲストとして出演。球団に忖度してなかなか本音が語れない阪神OBの評論家に代わってストレートな阪神再建案を語り、昨年末に放送されたMBSラジオの特番では掛布雅之元阪神2軍監督との対談も行なった。最近まで現場にいたこともあって、チームの課題やフロントの状況など詳細に情報取集しているでしょうから、より的確な話もできる。来季、阪神の新監督の目もあるかもしれないため、球団関係者も注目しているようです」

 単なるリップサービスか、あるいは縦じまのユニフォームに袖を通すのか。しばらく落合氏の動向に注目だろう。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/04/20 06:00
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