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『めざまし8』躍進で…『スッキリ』降板説に現実味でてきた加藤浩次が知られたくない「不都合な数字」

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加藤浩次

 フジテレビの朝の情報番組『めざまし8』の躍進が話題になっている。3月の平均世帯視聴率は5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、同時間帯の『スッキリ』(日本テレビ系)に並ぶ民放2位となったことがわかった。

 昨年春にスタートした『めざまし8』が月間の平均視聴率で民放2位になるのは初めてで、個人視聴率も2.8%と、こちらも民放2位タイ。『スッキリ』を今や追い越す勢いだ。

「谷原章介がキャスターを務める『めざまし8』ですが、谷原のマイルドなキャラクターやそのイメージとは裏腹に、不動の視聴率トップである『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)を意識してか、意外にも硬派な番組作りになっているのが勢いの要因でしょう。3月はウクライナ情勢に関するニュースを多く取り上げ、独自の目線で深堀りしたり、プーチン大統領の元側近やウクライナの首都キーウ市長の単独インタビューを行うなど、存在感を見せました」(テレビ誌ライター)

 一方、尻に火がついたのが『スッキリ』MCの加藤浩次だ。

「以前から日テレの編成内では加藤の降板が俎上に上がっており、4月改編でのクビは免れたものの、10月改編を乗り切れるかはかなり厳しい状況です。

 加えて、アシストを期待したい前番組の『ZIP!』が振るわないのも大きな問題。昨春からエース・水卜麻美アナを投入したものの数字は動かず、さらには今年4月1日をもって人気ナンバーワンお天気キャスターの貴島明日香も卒業してしまった。また、3月には終了間際の午前7時50分頃からミニドラマを放送し、北村一輝、真木よう子らに加えて若手俳優をキャスティング、主題歌をBE:FIRSTにしたりと話題作りをしたものの大して盛り上らず、いい流れで『スッキリ』に繋げることができていません」(芸能ライター)

 『めざまし8』と接戦になっているとはいえ、『スッキリ』は2位をキープしており、加藤のプライドはまだ保たれているようにも見える。しかし、視聴者には見えにくくなっている「不都合な数字」があるという。制作会社スタッフが耳打ちする。

「『スッキリ』は視聴率を8:00~の第一部と9:30~の第二部に分けて発表しており、全体での数字は明かしていません。そのため、週に2回くらい『めざまし8』に負ける日があるものの、概ね互角かやや上となっているように見えるのですが、全体で見ると、世帯視聴率でも個人視聴率でも『めざまし8』に負けてしまっている。加藤はギャラも高額ですし、このままの数字が続けば、よほどのミラクルがない限り、日テレも方向転換を迫られることになるでしょうね」

 2006年の放送開始から加藤がずっと総合司会を務めてきた『スッキリ』は近年、アイヌ民族への差別発言問題、東京オリンピックの卓球競技の中継における伊藤美誠選手へのライト照射問題などの不祥事が続き、加藤自身も昨年春に吉本興業とのエージェント契約を打ち切られた。すでに豪邸の住宅ローンも完済し、貯金や不動産投資などを合わせると5億円以上の資産があるとも言われている加藤だけに、そろそろ“スッキリ”したいのが本音かもしれない。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/05/01 21:17
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