綾瀬はるか『元彼の遺言状』、大泉洋とのやり取りに注目? 『ミスなか』人気の重圧は…
#月9 #元彼の遺言状
綾瀬はるか主演のフジテレビ系月曜ドラマ『元彼の遺言状』が、いよいよ今夜21時に第1話の放送を迎える。日本ドラマ界の花形「月9」枠にふさわしい人気女優を主演に迎え、その相棒役には大泉洋を抜擢。アメリカや韓国の作品に押されがちな昨今だが、日本ドラマの復権に向けたフジテレビの並々ならぬ意気込みが伝わってくるキャスティングである。
本ドラマは、2020年の第19回『このミステリーがすごい!』大賞(宝島社)の大賞に輝いた新川帆立氏の同名小説が原作となるリーガルミステリードラマ。綾瀬は、国内トップクラスの大手法律事務所で活躍するやり手弁護士・剣持麗子を演じる。物語は、剣持の元カレ・森川栄治(生田斗真)が「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という謎めいた遺言状を残してこの世を去ったことをきっかけに展開し、その奇妙なストーリーのカギを握る謎の男・篠田敬太郎役を大泉洋が務める。
綾瀬は今作が月9初主演となる。2001年に女優デビューして以降、2004年放送の連ドラ版『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)で人気女優の仲間入りを果たし、2013年期のNHK大河ドラマ『八重の桜』では主演の重責を担った。女優人生20年という節目を過ぎ、国民的女優となった今、月9主演は満を持しての挑戦といったところだろう。
月9らしい華やかさといえば、押しも押されもせぬ人気俳優・大泉洋の起用もそうだ。民放ドラマへの出演は2019年7月期の主演作『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)以来、約3年ぶり。映画にバラエティに、そして『NHK紅白歌合戦』の司会にと、引っ張りだこの大泉。月9主演でも不思議ではない。そんな人気者を綾瀬の“相棒役”として起用する贅沢なキャスティングには驚かされた。
魅力的なキャストと原作により、否応なく期待が高まる『元彼の遺言状』。ただ、「月9」の看板に加えて、前クールに放送された『ミステリと言う勿れ』の人気ぶりがプレッシャーにならないか、という心配もある。『ミスなか』は、民放公式テレビ配信サービス「TVer」の見逃し配信再生数において、民放テレビドラマ部門の歴代記録を更新。早くも続編を望む声が出るなど、近年の月9作品では異例のフィーバーとなった。
2クール続けてのミステリーものだけに、ドラマフリークから比較されることも避けられないだろう『元彼の遺言状』。シリアスを基調とした『ミスなか』がヒットしただけに、その路線に寄せるのか。それとも、綾瀬と大泉の軽妙な掛け合いが見どころの“くすっと笑える”ミステリードラマになるのか。全貌が明らかになっていないだけに、第1話の放送が楽しみでしかたがない。
■番組情報
月曜ドラマ『元彼の遺言状』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:綾瀬はるか、大泉洋、生田斗真、関水渚、森カンナ、笛木優子、要潤、野間口徹、佐戸井けん太、笹野高史、萬田久子、浅野和之 ほか
原作:『元彼の遺言状』新川帆立(宝島社)
脚本:杉原憲明、小谷暢亮
音楽:川井憲次
プロデューサー:金城綾香、宮﨑暖
演出:鈴木雅之、澤田鎌作、西岡和宏
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/motokare
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