木村拓哉の”共演者”たちの変化――ヒロインはアイドル女優から演技派へ?
#木村拓哉
4月14にスタートする木村拓哉主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『未来への10カウント』の共演陣が、先ごろ発表された。
同ドラマで木村が演じるのは、高校時代にボクシングで4冠を達成するという輝かしい功績を打ち立てながらも、その後は度重なる不運に見舞われ、今では完全に生きる希望を失ってしまった男。親友らの計らいで母校のボクシング部の臨時コーチを渋々務めることになるが、生徒たちの「強くなりたい」「勝ちたい」と励む姿に熱いものが少しずつ蘇り……という青春スポーツ・エンターテインメント作だ。
2月にはヒロイン役を満島ひかりが務めることが発表されていたが、3月に入ってからは新たに、安田顕、内田有紀、柄本明、市毛良枝、八嶋智人、生瀬勝久らの出演が明らかに。その後も、生徒役として山田杏奈、村上虹郎、坂東龍汰、吉柳咲良、佐久本宝、櫻井海音、三浦獠太らフレッシュな顔ぶれが発表されたのに続き、木村にとって事務所の後輩であるKing & Prince・高橋海人がボクシング部の部長役で出演することが20日に追加発表された。
「木村さんは今回の役について、『ここまで物語のスタート時点で腐っている人間は、これまで演じたキャラクターの中でもまれに見る存在』とコメント。新境地開拓を目指して並々ならぬ意気込みのよう。脇を固める顔ぶれも、若手の注目株から実績のあるベテランや演技派までそろえています。脚本も木村さんとヒットを生んできた福田靖さんと、とにかく豪華な内容で、かなりの名作になりそうな気配も漂っており、スタッフの士気も上がっています」(テレ朝関係者)
若いころから数々の映像作品で主演をつとめて来た木村だが、一時期は「何をやってもキムタク」とその演技について揶揄されることがあったのも事実だ。しかし近年は、白髪に義眼の鬼教官役に挑戦した『教場』シリーズ(フジテレビ系)での演技が話題になり、昨年公開の主演映画『マスカレード・ナイト』では第46回報知映画賞の主演男優賞に輝いた。Huluで年内配信予定の国際ドラマ『THE SWARM』にも出演しており、俳優として新たなステージに立った印象だが、その裏で、共演者選びの”基準”が大きく変わったという。
「若いころの主演作はラブストーリーが多かったこともあり、常盤貴子、竹内結子、柴咲コウ、小雪、北川景子といった売れっ子美人女優との共演が多かった。しかし、40代に差し掛かったあたりからはさすがに路線変更しており、ラブストーリーを前面に押し出した作品は避けるように。特に『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)あたりからはしっかり吟味して、オトナな、重厚な作品を選んでおり、それにともなってヒロイン役も演技派女優が務めることが増えた。さらに、脇を固める俳優たちも演技派でそろえ、自分の演技がダメなら悪目立ちする厳しい環境に自分を追い込んでいる」(民放キー局のドラマ班スタッフ)
今回ヒロイン役を務める満島との久々の共演について、「これはセッションしてみないと、本当にどうなるかわからない(笑)! 未知数なだけに、本当に楽しみ」とコメントを寄せている木村。俳優としての意識や向上心はますます高まっているようだ。
一方で、『未来への10カウント』には木村の2人の娘たちを喜ばせそうな”共演者”もいるという。
「生徒役で出演する三浦獠太です。父親はキング・カズこと三浦知良、母はタレントの三浦りさ子という二世俳優として知られています。ドラマデビューは奇しくも木村主演の『グランメゾン東京』。この時はまだチョイ役で、佐藤浩市の息子である寛一郎の出演のほうが話題になりましたが、2020年には菅田将暉ら擁するトップコートに所属、昨年から深夜ドラマの『顔だけ先生』(フジテレビ系)や映画『彼女が好きなものは』で”いまどきの若者”を好演し、注目の若手俳優として存在感を増しつつあります。
木村と工藤静香夫妻の長女・Cocomiと次女・Kōki,は昨年2月に行ったインスタライブで母親から『好きな格闘家は?』と話を振られ、獠太の弟で、昨年おおみそかの『RIZIN』でプロデビューした三浦孝太の名前をすでに挙げていました。今回、獠太は『グランメゾン東京』の時とは違って木村とがっつり絡むことになるでしょうから、仲が深まり、これを機に芸能界とサッカー界のスター同士の家族ぐるみの交際が始まる……なんて展開もあるかもしれない」(芸能記者)
放送開始まであとわずか。木村はどんな演技を見せてくれるだろうか?
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