門脇麦『ミスなか』の“豹変”演技で持ち味発揮も…思わぬ「ライバル」となった女優とは?
#門脇麦 #ミステリと言う勿れ #毎田暖乃
菅田将暉主演のフジテレビ系月曜ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』が、いよいよ佳境を迎える。
今期ドラマの中では、高視聴率常連の「日曜劇場」枠で放送されている『DCU』(TBS系)に続く高い視聴率をキープしている『ミスなか』。3月7日に放送された「アイビーハウス編」後編となる第9話も、世帯平均視聴率11.6%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ)と前話から1.0ポイントアップした。解決編となるストーリーでぐっとポイントを上げてくるあたり、ミステリーものとして視聴者にしっかりと受け入れられている印象だ。今夜21時から放送の第10話は「エピソードファイナル」と銘打たれており、文字通りに受け取るのであれば、今回のドラマ版『ミスなか』で菅田演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)が遭遇する最後の事件となりそうである。
どのような終わり方となるのか注目を集めているドラマ版『ミスなか』だが、一方で第9話終盤で話題となったのが女優・門脇麦の演技だ。門脇が演じているのは、整が入院先の病院で出会う謎の女性。第9話のラストでは、そのライカの正体が仄めかされた。病院を訪れた風呂光(伊藤沙莉)は、ライカを見つける。突然倒れ込んだライカに風呂光は駆け寄り、「ライカさん大丈夫ですか? 具合悪いですか? 誰か呼んできましょうか?」と声を掛けるが、ライカは「大丈夫」「大したことじゃない」と断り、立ち去ろうとする。しかしふたたびライカは倒れ、やってきた看護師は彼女のことを「千夜子さん」と呼び、風呂光は困惑。さらに、しばらくして目を覚ましたライカはまったく違う雰囲気で「ここどこ?」「わたしなんでここにいるの?」と戸惑い、車椅子に乗せられて病室に戻る。その姿はまるで別人のようだった。
予告動画を見ると、ライカは千夜子が虐待を受けたことを機に生み出された別の人格だということが分かる。ネット上では「ライカさんからの表情差がすごすぎて鳥肌立った」「『ライカ』と『千夜子』、同じ顔なのに別の人なのが、あの短い時間ではっきりわかる」「門脇麦さんの演技力に脱帽。役者さんてまじすごい」と、見た目はまったく同じであるにもかかわらず、一瞬で別人格に豹変する門脇麦の演技に賞賛の声が。門脇は2015年のドラマ『探偵の探偵』(フジテレビ系)でもふたつの人格を持つ女性を見事に演じ切っている。ライカ役については当初賛否あった門脇だが、「だから門脇麦だったのか」とキャスティングに納得する声も上がっていた。
そんな豹変っぷりが話題となった門脇だが、今期ドラマではまさかのライバルも出現した。TBS系金曜ドラマ『妻、小学生になる。』に出演中の子役・毎田暖乃(のの)だ。毎田が演じるのは、主人公の圭介(堤真一)の亡くなった妻・貴恵(石田ゆり子)が乗り移る小学4年生の女の子・万理華だ。3月4日放送の第7話では、万理華の中にいた「貴恵」が消え、元の万理華へと戻るというシーンが放送され、難しい場面ながらその圧倒的な演技に視聴者は釘付け。10歳にして、門脇に負けず劣らずの演じ分けはとにかく「すごい」の一言だった。
『ミスなか』第9話でライカが千夜子に戻る瞬間を見て、毎田の演技を思い起こした視聴者もいたようだ。ミステリーとファンタジー、まったく毛色が違うふたつのドラマが見せてくれた“豹変”シーンに、改めて役者の演技力の高さを見せつけられたと感じた。
■番組情報
月曜ドラマ『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、遠藤憲一 ほか
音楽:Ken Arai
脚本:相沢友子
プロデュース:草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ)
演出:松山博昭、品田俊介、相沢秀幸
主題歌:King Gnu 「カメレオン」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/mystery
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