『ミスなか』最終回迫るも…整とガロの“再会”はある? じっくり描くならやはり映画化か
#ミステリと言う勿れ
ドラマの大ヒットでさらなる注目を集めるフジテレビ系月曜ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』だが、やはり映画化するのだろうか。
昨今、多くのドラマは全11話で完結となるケースが多いが、気になるのは、今夜21時に第9話が放送となる『ミスなか』はいつ最終回を迎えるのかということ。というのも、ここ数話は単発モノの事件が続いているが、肝心の謎がまだ多く残っているからだ。特に、原作でも人気を誇る「ガロくん」こと犬堂我路(永山瑛太)が追い求めていた、妹・愛珠(白石麻衣)の死にまつわるエピソードは描かれるのかだろうか。
第1話終盤~第3話にかけて描かれた「バスジャック事件」で、愛珠が巻き込まれた連続生き埋め事件の真犯人を暴いた整(菅田将暉)とガロ。しかし、真犯人である煙草森(森下能幸)は移送中にさらい、殺したガロは、そのあと失踪した。病弱だった妹がなぜ普段は使わないバスで出かけたのか、いまだに腑に落ちないガロは、親族から生前の愛珠が手紙を残していたという情報を得て瀬戸内海の粟島にある「漂流郵便局」に向かう。そこに保管されていた愛珠の遺書のような手紙には、「ジュート」という謎の人物の名前が残されていたのだが……。
第3話はここまでで終わり、その後、ガロらの出番はない。『ミスなか』は最終回まであと2~3話といったところだと思われるが、次週3月14日放送の第10話は、志田未来をゲストに「元旦の焼き肉店」のストーリーが放送されることが明かされている。残り少ない話数でガロのストーリーが回収できるのかと考えると、おのずと頭をよぎるのが「映画化」や「スペシャルドラマ」「シーズン2」といった続編の線だ。
例えば、『ミスなか』が放送されている月9枠の前クール作品『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』は、全11話で最終回を迎えたあと、翌週に時間を拡大した“特別編”を放送して実質12話分の構成とされていた。さらに、今年4月には劇場版の公開も決まっている。そんな『ラジハ』と比べても『ミスなか』の視聴率は劣っていない。2月28日に放送された第8話の世帯平均視聴率は10.6%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ)を記録しており、一度も視聴率を2桁から落としておらず、ドラマ自体の評判もおおむね良好だ。そうなれば、映画化などの“続編制作”が待っていても不思議ではない。
ガロは第3話を最後に整の前に姿を現していないが、しかし第5話では、どこで聞きつけたのか、検査入院する整のもとにプリザーブドフラワーと謎の指輪を送ってくるなど、たびたび存在感を示している。原作でもいまだ全貌が明かされずにいる愛珠の謎や星座のアクセサリーの意味、ガロがたどるストーリーなどは、視聴者にとってもどんな結末を迎えるのか大きな期待が寄せられるところであるため、少ない話数であっさりまとめてしまうとは考えにくい。オリジナルストーリーに走るのか、時を置いて映画化となるのか。しっかり尺が取れる映画化かドラマのシーズン2のほうがありがたいような気もする。
■番組情報
月曜ドラマ『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、遠藤憲一 ほか
音楽:Ken Arai
脚本:相沢友子
プロデュース:草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ)
演出:松山博昭、品田俊介、相沢秀幸
主題歌:King Gnu 「カメレオン」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/mystery
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