横浜流星、主演映画『嘘喰い』も不振…新たな代表作になかなか巡り会えない理由
#横浜流星
横浜流星主演の映画『嘘喰い』(中田秀夫監督)が現在公開中だが、物足りない結果に終わりそうだ。
同作は、シリーズ累計発行部数880万部を超える迫稔雄氏の人気コミックを実写化したもの。横浜演じる天才ギャンブラー・斑目貘、通称「嘘喰い」が、日本の政財界そして裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部で死闘を繰り広げる姿を描く。
全国339館での大規模公開となり、2月11日の公開前には大々的にPR活動が行われ、興行収入も順調……かと思われていた。
公開初週の「国内映画ランキング」(興行通信社提供、2月12日~13日)は初登場5位。同作より上位には、『劇場版 呪術廻戦 0』『ウエスト・サイド・ストーリー』『コンフィデンスマンJP 英雄編』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』といずれも大作・人気作が並んでいたため、これは致し方ない結果だろう。
しかし、翌週は10位にダウン。3週目にはトップ10圏外に転落してしまった。
「原作の主人公のビジュアルを再現するため、カツラでも良かったのに髪の毛を銀色に染めて撮影に臨むほど、横浜は意気込んでいた。横浜を始め、佐野勇斗、三浦翔平らキャスト陣の演技も概ね評価されたが、しかし、原作からの設定改変がとにかく不評。もともとマンガの実写化自体、世間ではハズレが多いという認識も強く、いかに原作ファンを納得させ、集客できるかがヒットの鍵だが、SNSを中心に不評が広まったためか、思った以上に集客が厳しい」(映画業界関係者)
ここ数年、横浜は映像作品に続々と出演。今年は竹内涼真とW主演を務める『アキラとあきら』、李相日監督の新作『流浪の月』と、出演映画の公開も控えているが……。
「2019年放送のTBS系火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』で演じたピンク頭の“ゆりゆり”で大ブレイクした横浜ですが、出演作を重ねるたびに役の幅も広がっており、最近では、現在放送中のTBS日曜劇場『DCU』や、Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』で好演。後者では、主演の米倉涼子がテレビ番組で『米倉さんから見て「演技凄いな」と思われる方はいらっしゃいます?』と問われた際に『普通っぽいお芝居が上手な子』として横浜の名を挙げていたほど。とはいえ、主演作での結果がいまひとつなのが事務所も悩んでいるところです。米倉の言うように、“普通っぽさ”が上手いぶん、主役より脇役のほうが光るタイプなのかもしれません」(芸能記者)
そんな彼の活路は、やはりあの“特技”に見いだせるのではないか、という。
「横浜といえば、中学時代に極真空手の世界大会で優勝。2019年放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)や今年公開の『あなたの番です 劇場版』、または2020年放送の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)ではキレキレのアクションを見せていたので、もっとわかりやすくアクションスターとして押し出していってもいいと思いますけどね。本人も以前、アクション映画が減っていることを嘆き、若手俳優のなかでは自分が一番アクションができると自負していた。それに派手に暴れ回る作品のほうが、かえって彼の繊細な演技が際立つかもしれませんよ」(同上)
今後、横浜が“覚醒”できる作品と出会えるかが注目される。
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