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菊池風磨は“バックハグ王子”? 『ファイトソング』慎吾の“胸キュンムーブ”がついに! 

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Sexy Zone・菊池風磨演じる夏川慎吾(ドラマ公式サイトより)

 TBS系火曜ドラマ『ファイトソング』第6話が2月15日に放送された。

 木皿花枝(清原果那)と芦田春樹(間宮祥太朗)の“恋の取り組み”が再始動した第6話。2人の恋の動向がメインストーリーではあるが、それ以上に存在感を示したのは、Sexy Zone・菊池風磨が演じる夏川慎吾だったといっても過言ではないだろう。ドラマ序盤からその男気あふれる言動で視聴者を魅了してきた慎吾だが、その“胸キュンムーブ”がついに完全体となった。

 花枝と芦田、そして花枝の幼なじみ・慎吾による三角関係が描かれてきた同作。第5話ラストで芦田が花枝に「もう一度付き合ってください」と告白し、第6話冒頭で晴れて“恋の取り組み”の第2章が幕を開けた2人。早速、遊園地デートを楽しみ、花枝は芦田に「花枝」と呼び捨てで呼ぶよう求めるなど、離れていた空白期間もなんのその。急激にカップルらしい関係性を深めていった。

 THEリア充の休暇を過ごす2人とは対照的に、慎吾は苦労が絶えない。クリーニング屋を営む慎吾は、歩くのもままならない疲れきった様子で帰宅し、芸人を目指すスタッフには「練習なんだろ、ライブの」と早々と仕事を切り上げられるように気を配り、無理がたたって直後に疲労からその場に倒れ込む。休む暇もなく働いていた背景には、かわいがっているスタッフや、ともに暮らす施設の子どもたちへの想いがあるわけだが、まるで日曜昼下がりのリアルドキュメントを見ているかのよう。胸がキュン、というよりも、心がギュッとしめつけられる奮闘ぶりだった。

 その優しさは花枝にも向けられており、「なんでそんなにさ、私のことを……」と不思議がる花枝に、慎吾は「花枝だからだよ。俺は花枝のことを愛し続ける。守り続けるって決めてんの」と答え、背中を向けた花枝に歩み寄り、バックハグ。先ほどまでの苦労人キャラから一変、キラキラエフェクト付きの王子キャラとなるものだから、そのギャップにキュンキュンしないはずがない。

 菊池風磨といえば、昨年放送の主演ドラマ『イタイケに恋して』(日本テレビ系)でもバックハグを披露している。2作品連続ともなると、この先も期待してしまうのがドラマフリークの性だろう。2月22日放送の第7話ではどのような王子様ぶりを見せてくれるのか楽しみである。

■番組情報
火曜ドラマ『ファイトソング』
TBS系毎週火曜22時00分~
出演:清原果耶、間宮祥太朗、菊池風磨、東啓介、藤原さくら、若林時英、窪塚愛流、莉子、栗山千明、橋本じゅん、戸次重幸、稲森いずみ ほか
主題歌:Perfume「Flow」(UNIVERSAL MUSIC)
音楽:大間々昂
脚本:岡田惠和
プロデューサー:武田梓、岩崎愛奈
演出:岡本伸吾、石井康晴、村尾嘉昭
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/fight_song_tbs2022

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/02/22 12:00
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