令和の『ロンバケ』!? 『ムチャブリ!』志尊淳と高畑充希のラブコメ展開が好評
#志尊淳 #ムチャブリ
日本テレビ系水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』がラブコメ路線へと舵を切ったようだ。
ある日突然イチ会社員から子会社の代表取締役社長に抜擢されるヒロイン・高梨雛子を高畑充希が、雛子を振り回すミステリアスなカリスマ上司・浅海社長を松田翔太、雛子に反発しながらも支える優秀な部下・大牙涼を志尊淳が演じている『ムチャブリ!』。これまでのところ、世帯平均視聴率は初回の8.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)以降は7%台が続き、視聴率面では今ひとつふるわない。
だが視聴者の反応を見てみると、「お仕事エンターテインメント」を前面に打ち出していた第1話・第2話と比べると、恋愛要素が入ってきた第3話・第4話には「だんだん面白くなってきた」「ラブコメとしてはおもしろいな!」などポジティブな声が増え始めており、評判は徐々に上がってきているようだ。
第4話の冒頭では、浅海社長の「俺が君を選んだじゃない」という発言を反芻し、意識し始める雛子の様子が描かれ、ラストでは、これまで散々文句を言いながらも結局雛子を助けてきた大牙が雛子に急接近するシーンも。一緒に出かけた出張先の宿で、大牙は「俺……あなたのことすっげえ嫌いなのに……」と言いながら、自分でもまだ理解できていない想いを持て余すかのように雛子を見つめる、というドキドキの展開だったが、そこに何故か突然、いるはずのない浅海社長が現れ、続きが気になる幕引きとなった。
あまり出番のない浅海社長ながらしっかり存在感を見せる松田翔太もさすがだが、『ムチャブリ!』がラブコメとして評判を上げている大きな要因となっているのは、やはり志尊淳演じる大牙だ。序盤は上司である雛子に「独り言、まじキモいっすね」などと言い放ち、取り付く島もないような毒舌キャラだったが、次第に雛子を認めるようになり、振り回されながらも雛子を気にかけ、ピンチには駆けつけてくれるヒーローのような存在に。他愛もないことで文句を言い合う2人の掛け合いも、王道ラブコメの定番のようで微笑ましい。
かねてより若い頃の木村拓哉に似ていると言われることが多い志尊のビジュアルも相まって、雛子と大牙の掛け合いを見ていると、90年代の伝説的ラブコメ『ロングバケーション』(フジテレビ系)を彷彿とさせるところがある。山口智子が演じた明るく奔放なヒロインに、木村演じる繊細な年下の青年が振り回され、最初は嫌いながらも、次第に惹かれ合っていく。時代も設定も全然違うが、2人の関係性がどことなく似ていて、つい大牙を応援したくなるのだ。
2月9日放送の第5話では、本格的に3人の恋の歯車が動きだす。雛子が浅海を優しくバックハグするシーンの写真が事前公開された一方で、大牙も後輩から指摘されて雛子への気持ちを自覚するようだ。はたして、かつてラブコメの帝王として一世を風靡したキムタクのように、志尊はこの令和のラブコメをヒットへと導くことができるだろうか。
■番組情報
水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』
日本テレビ系毎週水曜22時~
出演:高畑充希、志尊淳、松田翔太、夏帆、優香、笠松将、山田真歩、坪倉由幸ほか
音楽:河野伸
主題歌:ENHYPEN「Always」(ユニバーサルミュージック)
脚本:渡邉真子
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴木亜希乃、柳内久仁子(AX-ON)
演出:猪股隆一、狩山俊輔
制作協力:AX-ON
製作・著作:日本テレビ
公式サイト:ntv.co.jp/muchaburi
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