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あの大物芸人は再生回数「素人レベル」!? ベテラン芸人YouTubeの明暗

あの大物芸人は再生回数「素人レベル」!? ベテラン芸人YouTubeの明暗の画像
きむにぃのねるまえのつぷやき(YouTubeチャンネル『木村祐一』より)

 一時の「芸能人YouTuber」ブームも次第に落ち着きを見せ、勝ち組と負け組の明暗が色濃く分かれつつあるようだ。

 先鞭を切ったオリエンタルラジオ・中田敦彦やキングコング・梶原雄太らのYouTubeチャンネルは今も人気だ。彼らの成功にあやかろうと、芸歴20年以上のベテラン芸人たちも続々とYouTubeに参入するようになり、江頭2:50の『エガちゃんねる EGA-CHANNEL』はチャンネル登録者数270万人以上、動画の総再生回数は3.7億回を記録。また、テレビから「リストラ」状態にあった大御所、とんねるず・石橋貴明も2020年6月に開設した『貴ちゃんねるず』で改めてタレントパワーを見せつけている。

「最近注目を浴びているのが、アンジャッシュ・児島一哉のYouTubeチャンネル『児島だよ!』です。2020年6月に開設し、現在はチャンネル登録者数100万人に迫る勢い。先日、有吉弘行に内容をディスられて2人の間でひと悶着あったことで、さらに視聴者が増える結果となっています。一方、1年ほど前にチャンネル開設した友近は、手間をかけているのに再生回数が上がらないことを爆笑問題に相談。田中裕二から動画の再生時間が1本あたり1時間を超えていることをダメ出しされていました」(YouTubeライター)

 しかし、9年前にいち早くYouTubeチャンネル開設したにもかかわらず、まったく話題になっていない大物芸人もいるようで……。

「“キム兄”こと木村祐一のYouTubeチャンネルです。昨年12月から唐突に『きむにぃのねるまえのつぷやき』というシリーズを始めていますが、他の芸人のYouTube動画のように編集・テロップや効果音もなく、本当に寝る前に撮影しただけの動画のようで、話にはオチも中身もなく、再生回数は100回いかないものもあります。ネット上では、『その辺のおっさんのぼやきにしか見えない』『素人のオレでも勝てそうな再生数』といった声や、『まさか、ねづっちより下がいたとは』と、以前から動画の再生数の少なさをイジられているなぞかけ芸人・ねづっちを引き合いに出す人も。確かに、全盛期はあのダウンタウンと共演し、数々のレギュラー番組に出演していた芸人のYouTubeにしては、相当低い数字と言えますね」(YouTubeライター)

 ただ、他の芸人とは違い、YouTubeにあまり“本気”な様子がないという。

「Twitterのフォロワー数は18万人もいますが、12月1日に『はじめました。こんなん。』と告知したのみで、以降の更新についてはSNSでは知らせていないため、知らない人も多いのでは? 動画も自撮りをほぼそのまま出したような感じで、バラエティ的な打ち出しは皆無。そもそも2016年にも別にYouTubeチャンネルを『試験的』に開設していますが、こちらは1カ月ほどであえなく更新終了しています。内容も日常の記録に近いので、YouTubeでやりたいことも特にないのでは」(前出・YouTubeライター)

 最近はコラムニスト、放送作家、俳優、映画監督まで多彩な顔を見せるキム兄だが、ここ最近は芸人としての印象が薄れてきているという。

「NHKの人気バラエティ『チコちゃんに叱られる!』では、チコちゃんの声を担当していますが、キム兄の顔が見えない。YouTubeを観る若い世代には、芸人としての姿をよく知らない人が多いのかもしれませんね」(芸能記者)

 そもそも本人にやる気があるのかないのか。キム兄お得意の料理動画に方向転換すれば、まだ需要はありそうなものだが……。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/03/30 19:16
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