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テレビ界のドラフト1位は松坂大輔より斎藤佑樹? 引退後は“商品価値”が逆転のワケ

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斎藤佑樹(写真/GettyImagesより)

 かつて甲子園を沸かせた2大スターの松坂大輔と斎藤佑樹。片やプロでも大活躍して完全燃焼、片や二軍でくすぶり続けたまま引退を余儀なくされたが、引退後のキャリアとなるとまた話は変わってくるようだ。

 今季限りで西武ライオンズのユニフォームを脱ぐこととなった“平成の怪物”松坂大輔投手。10月19日の引退会見では、「家族と過ごす時間を増やしながら、違う角度で野球を見て行きたい。野球以外にも興味のあることはたくさんある。そういうことにもチャレンジしていきたい。野球界、スポーツ界に恩返しできる形をつくっていけたらいいなと思う」と語っていたが、気になるのは今後のキャリアだ。

「松坂本人には指導者願望があまりないようですが、口べたで滑舌も悪いとあって、タレントとしては正直使いづらい。現実的なのは解説者の道。倫世夫人の古巣でもあり、甲子園で投げ合った上重聡アナもいる日本テレビが椅子を用意していると言われ、松坂は倫世夫人にアナウンスレッスンを受けていたようです」(スポーツ紙記者)

 しかし、ここにきて巨人の原辰徳監督が来季も指揮を執ることが決まり、有力視されていた高橋由伸氏の目が消えたことで、解説者のポストが空かないことになった。

「解説者を増やすには日テレの野球中継の数が足りないので、契約は見送られそう。このままでは宙ぶらりん生活になりそうですが、密かに注目されているのが、日本ハムの新監督に就任した新庄剛志とのタッグ。面白ければ何でもいいという考えの新庄氏が声をかけるのではと見る記者もいます」(前出・スポーツ紙記者)

 一方、対照的に引っ張りだことなりそうなのが、“ハンカチ王子”斎藤佑樹だ。

「所属していた日本ハムのフロント入りの噂もありましたが、どうやらその線はなさそうです。知名度もあり爽やかでイケメン。若者層を呼び込むことが期待できそうな彼のキャラクターは、コア層重視の今のテレビ界にはピッタリですから、ニュース番組のスポーツキャスターとしての需要はありそう。

 プロ野球の解説者としては実績が足りませんが、先日、NHKが中継した東京六大学野球伝統の早慶戦で解説者デビューした際には、データを駆使した投球分析をしていて、唸らされるものがありました。思った以上に弁も立っていましたし、アマチュア専門の解説者であれば十分に通用しそうです。それに、何と言っても斎藤といえば甲子園ですから、『熱闘甲子園』のあるテレビ朝日は喉から手が出るほど欲しいのでは。同局の『報道ステーション』には、恩師の栗山英樹氏も出演していましたから、セット出演なんてこともありえそうです」(テレビ関係者)

 野球選手としての評価は比べるまでもないが、芸能プロダクションによるドラフト会議があれば、松坂よりも斎藤に指名が集中しそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/11/12 13:00
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