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『紅白』“上白石祭り”で不調の朝ドラをプッシュ!? NHKが怯える“あの政治家”

『紅白』の目玉が“上白石祭り”に決定!? 朝ドラ爆死スタートでNHKが怯える“あの政治家”の画像
上白石萌音(写真/GettyImagesより)

 10月29日に司会を大泉洋と川口春奈が務めることが発表された今年の『NHK紅白歌合戦』。番組の演出について連日、議論が交わされているようだ。

「川口に関しては、2月に終了した大河ドラマ『麒麟がくる』で、薬物事件で降板となった沢尻エリカの代役を急きょ務めたことへのご褒美。4連続で司会を務めた内村光良を押しのけて大泉が抜擢されたのは、彼が2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で序盤のキーマン・源頼朝を演じており、来年の大河をプッシュしたかったからでしょう」(テレビ誌ライター)

 そんななか、このほど番組の主要コーナーの一つが決定したという。テレビ関係者がその内容を耳打ちする。

「今年は、裏番組の視聴率で毎年民放1位となる日本テレビ系の『笑ってはいけない』シリーズがないため、NHKにとっては『紅白』の視聴率を稼ぐ絶好のチャンス。しかし、今年は国民的なヒット曲がない。

 そこでひねり出したのが、若者の『昭和歌謡ブーム』に乗じた“上白石姉妹祭り”です。姉の上白石萌音は、11月にスタートした朝ドラ『カムカムエヴリバディ』にて、川栄李奈、深津絵里と共にヒロインを務めており、“初代ヒロイン”として現在出演中。また、歌手として活躍している彼女は今年、昭和・平成の名曲を歌うカバーアルバムを2枚も発表しており、必然性は十分。そこに、同じく女優と歌手の二刀流で活躍している妹の上白石萌歌も参戦させ、川栄、深津も応援に加わり、『カムカム』を盛り上げようというわけです」

 NHKが例年以上に『紅白』を大河ドラマや朝ドラのプロモーションの場にしたいのには理由があるという。

「NHKは現在、建設費1700億円をかけて本社の建て替えを進めています。その矢先、先日の衆院選挙で自民党が圧勝。これまでNHK改革を強く訴えてきた前総務相で現在は政調会長の要職に就く高市早苗議員の舌鋒が強まっています。その口撃をかわすために、NHKとしては“国民に愛されている”番組を制作しているという“錦の御旗”が必要となり、大河と朝ドラの高視聴率は必須となる。

 『鎌倉殿』のほうは、三谷幸喜の脚本や主演を小栗旬が務めることで、それほど心配はなさそうですが、問題は朝ドラ。前作『おかえりモネ』は一度も視聴率20%の大台に届かないまま不発で終了しており、『カムカム』は初回の世帯平均視聴率が16.4%と、『おかえりモネ』を下回る歴代ワースト5位発進となり、下手をすると全話平均でワースト1位に転落することもありえそうな不穏な出足となっています。予算を削られたくないNHKとしては、是が非でも数字を上げる必要があるわけです」(前出・テレビ関係者)

 上白石のコーナーでは、番組の“朝ドラ押し”に嫉妬した大泉がサムライの衣装で大河をアピールする演出もある……との噂だが、あまりに番宣がしつこいと、視聴率に“ムカムカ”されてしまうかも?

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/11/10 06:00
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