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立浪ドラゴンズ、鬼軍曹の二軍監督は受け入れられるか

立浪ドラゴンズ、鬼軍曹の二軍監督は受け入れられるかの画像
写真/GettyImagesより

 11月4日から新体制がスタートするプロ野球・中日ドラゴンズ。2日には、二軍監督に就任する片岡篤史氏が名古屋市内の球団事務所で契約を締結した。

 一軍新監督の立浪和義氏とは、PL学園高校の同級生という間柄で、プロ野球の現役選手時代、そして評論家時代を通じて親交が深かった。そういった経緯もあり、立浪体制発足時はもっとも早く組閣入りすると見られていた。

 過去に阪神タイガースでは一軍打撃コーチ、ヘッドコーチを合計6年間歴任したが、今回は若手が主体の二軍を統括する立場になる。

 片岡二軍新監督は、取材陣らに対し「新鮮な気持ちですね。話を頂いた時には身が引き締まる思いで遂に(依頼が)来たかと思った」と心境を語っている。ドラゴンズには根尾、石川など将来有望な選手は多いが、起用については攻守で「“使わらずをえない”と思わせる選手になって欲しい。期待をしています」と発破をかけた。

 しかし、片岡氏の二軍監督就任には懐疑的なプロ野球関係者も多いというから穏やかではない。

「卒業生の清原和博氏が『暴力は伝統』とまで言っていたほど体罰が慣習化していたPL学園高校のレギュラー選手ですからね。さすがに今のご時世ですから手を上げることはないでしょうが、古い体育会系ノリで口うるさい性格は変わっていません。完成された選手が多い一軍でも同じノリで指導していたし、周りにも過度に礼節、礼儀を求めていたため、ドン引きする選手、報道陣も多かった」(プロ野球OB)

 ただ、グラウンドを離れると、意外な素顔を見せるという。

「とにかくモテたい気持ちは今でも健在。評論家時代は頻繁に会食という名の合コンを開いては若い女子にシモネタトークを炸裂させていました。だけど、そこら辺のタレントよりも面白いし、しっかり笑いも取ってくる。単なる野球バカでない一面もありましたよ」(関西の飲食店関係者)

 問題なのは最近、“緩々”だった中日ドラゴンズで受け入れられるかどうかだろう。

「近年の一軍、二軍の首脳陣は全体的に大人しいというか、どこを見て指導していたというか……とにかく選手に厳しく指導できる人材がいなかったのです。その反動で立浪監督はもちろん、片岡二軍監督も鬼軍曹として指導にあたる可能性は高い。こうした“揺れ戻し”に選手がついていけないこともあるでしょうね」(プロ野球OB)

 時代錯誤した厳しさ一辺倒の指導だけでは、選手がついてこない時代。阪神のコーチを務めた6年間の引き出しがどれだけあるのか、お手並み拝見だ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/11/09 06:00
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