井筒監督の“沢尻エリカ復帰待望”発言に便乗するPR会社と週刊誌のやり口
#沢尻エリカ #井筒和幸
9月末を持って所属していた大手事務所を退社し、フリーになった女優の片瀬那奈。そんな彼女の周囲で8人も薬物関係で逮捕されていると、10月12日発売の「FLASH」(光文社)が報じている。
一方、入れ替わるように“妹分”には、銀幕復帰の噂が飛び交っているという。
報じたのは9月30日発売の「週刊新潮」(新潮社)。2019年11月に自宅で合成麻薬(MDMA)などを所持していたとして麻薬取締法違反容疑で逮捕・起訴された沢尻エリカの“復帰作戦”を映画監督の井筒和幸氏が熱く語るという記事だった。
「『新潮』がキャッチしたのは、来年にもクランクインする映画に沢尻が起用されるという話があり、それをプッシュしたのが井筒監督で、スポンサーが難色を示したために頓挫したという“噂”。しかし、真偽を尋ねられた井筒監督はこれをデマだと一蹴したうえで、もし沢尻に復帰する意思があるならば『俺の作品にはエリカを是非、登場させたい』『必ず、復帰の手伝いはしてあげようと思ってる』『了見の狭い世の中の野次馬たちも黙らせるような、あくまで女優として本人のためになる企画を考えてあげたい』と想いを熱く語っていました。沢尻の復帰作については、『60年代末の全共闘運動の女闘士役』が合っているのではとの構想も語っています。しかし、あくまで井筒監督の願望や妄想を披露したに過ぎず、どうにも中途半端な記事になっていました。『新潮』は“噂”から取材を進めたものの、実態が何もなかった。それで、苦し紛れに井筒監督のコメントでページの穴埋めをした感がアリアリでしたね」(週刊誌デスク)
井筒監督がメガホンを取り、沢尻を世に知らしめた映画『パッチギ!』が公開されたのは、もはや16年も前のこと。それでも「沢尻エリカ」で見出しが立つため、週刊誌も手っ取り早い井筒監督の「沢尻起用熱望」に乗っかってしまうのだろう。
「“芸能界の恩師”とはいえ、最後に会ったのは5年ほど前だそう。また、昨年末に井筒監督8年ぶりとなる映画『無頼』が公開された際、『エリカに仕事をあげたい』というコメントがタイトルになった宣伝記事が見受けられました。もはや井筒監督の“沢尻ネタ”は、彼女の知名度に乗っかった、映画配給会社や雑誌含むメディアのPRツールになっている。そこに“担がれた”井筒監督は、確かに沢尻に対しては思入れが強いのでしょう。ただ、仮に実現したとしても、スポンサーを見つけてくることは難しいでしょう。沢尻の復帰を応援する人は、ふたたび薬に手を出した時の責任を背負うぐらいの覚悟を持つべきであり、それでも本気で手助けをしたいというならクラウドファンディングで資金調達するなどして、自前で制作するなど方法はあるはず」(芸能記者)
蜃気楼のごとく浮かんでは消える沢尻の“復帰ネタ”。仮に水面下で実際に復帰計画が進行していたとしても、姉貴分の片瀬が世間を騒がせている間は難しいように思うが……。
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