野性爆弾・くっきー!のネタはフリージャズ? 斉藤和義とバイきんぐ・小峠が野球を嫌いになった理由は…『ボクらの時代』
#小峠英二 #くっきー #ボクらの時代 #斉藤和義
10月10日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)にシンガーソングライターの斉藤和義、そして野性爆弾・くっきー!とバイきんぐ・小峠英二の3人が出演した。
学生の頃から音楽を志していたという斎藤の話を受けて、くっきー!が「タッパあって、見た目もよくて、ギター弾いて歌えるってなったら絶対モテるでしょ」と、斎藤が華やかな学生時代を送っていたのではと訊くと、話題はそれぞれの部活の話に。
「いやいや、全然(モテなかった)」という斎藤は、「中学校のときとか野球部だったけど、ずっと3年間補欠で、球拾いで終わった」と“イケてない”学生時代だったと振り返った。小峠も同じく中学の3年間ずっと野球部で補欠だったと明かすと、斎藤は「今思うとあの“敗北感”、悪くないよね」とコメント。しかし小峠は「本当ですか!? 俺もう野球だいっ嫌いになりましたよ!」と憤慨し、いまだに「憎くて憎くて、野球が」と明かした。古峠は中学時時代、ずっと補欠だったにもかかわらず、中学3年の最後の夏の公式戦で初めて代打で出場する機会を得たものの、1球目でデッドボールを顔に喰らい、さらに一塁では牽制球がまたも顔にぶつかり、散々だったのだとか。それから野球は今でも嫌いなのだという。
小峠の「野球を嫌いになった」という話に「わかる、わかる」と頷いていた斎藤もまた、公式の試合に一度だけ出場。だが、ライトオーバーのヒットを打ち、「補欠のあいつが」と周囲を驚かせたのも束の間、足が遅すぎて、一塁にたどり着く前にまさかのアウト。「もうベンチのあの空気感が忘れられない。みんな殺意がメラメラして」「それで青春時代、くら~くなっちゃって。それでギターに走ったとこ、あるかもしんない」と斎藤は振り返ったが、「出塁確実のヒットを打ったのに足が遅すぎてアウトになった」というエピソードに古峠とくっきー!は爆笑していた。
高校時代はテニス、中学まではバレーボールと陸上をやっていたというくっきー!も、試合での失敗談を明かした。中学1年の時、先輩である中学3年の最後の試合でピンチサーバーとしてサーブの代打をすることになったくっきー!だったが、貧血持ちだったくっきー!は、サーブを打とうと球を上に投げた瞬間に貧血を起こして倒れてしまったという。しかし先生からは「なに倒れとんじゃ!」と叱りつけられ、公衆の面前で、顔を両手で叩く「範馬勇次郎みたいなビンタ」をされたのだとか。さらに「外走ってこい!」と命じられ、辟易したくっきー!はそのまま家に帰り、バレー部も退部したという。くっきー!は笑わせていたが、かなりのブラック部活である。
ミュージシャンと芸人と、ジャンルは違うが「作る人」という共通項から、この鼎談ではクリエイティブな話も。漫才でいうところの「なんでやねん! もうええわ」という決まった終わり方が「照れくさい」というくっきー!は、オチに向かって話を進めていくこと自体に気恥ずかしさを覚えるようで、ネタのオチは決めないようにしているという。これに斎藤が「フリージャズみたいだね」と述べると、したり顔で「まさにそれです」とくっきー!が乗っかったのに対し、小峠は「いやいやいや、ハードコア・パンクです。そんなシャレた音楽奏でてないですよ」とツッコんでいた。確かにくっきー!のネタはジャズというよりパンクだろう。
斎藤が最短で3~4時間でできた曲もあると明かし、「そういう(曲の)ほうが残る」と話すと、「ネタも本当そう。これやっぱそういうことなんだなぁ」「こねくりまわしたらあかんのよ。やっぱ第一発想がおもろいのよ、一発目がね」とくっきー!と小峠のふたりも強く同調。完成まで時間がかからなかったもののほうが良い出来なのは共通しているのだと感心していた。
ちょっと風変わりな組み合わせの回だったが、意外と盛り上がっていた3人。ギターを手作りしているという斎藤の提案で、ネックを拳にするといった独特な発想のくっきー!デザインのギターを作ろうという話も出ていたが、はたして実現するだろうか。
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