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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『ハコヅメ』の“迷信トーク”に視聴者大盛り上がり

『ハコヅメ』ドラマ中の“迷信トーク”に視聴者大盛り上がり 「うちだけかと思った」「微妙に違う」

三浦翔平『ハコヅメ』で女の“プライド”を守る姿がパーフェクト! ドラマ界で支持される「涙を隠す男たち」の画像
『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』公式サイトより

「種、飲み込むとおへそからスイカが生えてくるんですよ」

 9月1日放送の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)で取り上げられたこの迷信で、SNS上が大いに盛り上がった。

 藤(戸田恵梨香)と川合(永野芽郁)の凸凹コンビが板についてきたのも束の間、二人の仲に亀裂が入った先週の第7話。しかし話の大筋から離れたところで盛り上がっていたのが、この「スイカの種」にまつわる迷信だ。

 ドラマでは、スイカをもらった川合が刑事課へそれを差し入れ。慎重に種を取り除いてから食べようとする川合に、山田(山田裕貴)がそんなに丁寧に種を取るのかとツッコんだところ発せられたのが前述のセリフだ。さらに、あとからやってきた源(三浦翔平)も小指で丁寧に種を撮りはじめ、当たり前のように同じ迷信を口にした。これに山田が「俺が間違ってるのかな……」と困惑するという、『ハコヅメ』らしいちょっと笑えるシーンだった。

 スイカの迷信を語るこの河合のセリフに対して、SNS上ではさまざまな意見が飛び交った。「おへそからの迷信、初めて聞いた。どこの地方の話だろ?」「うちは盲腸になるとか言われた気が」「うちのカーチャンは耳からって言われてたらしい」「スイカの種を食べると、トイレに行ったときスイカが出てくるって習いました」など、少しずつ違うものの、スイカの種にまつわる迷信は多くの人が聞いたことがある模様。中には「スイカの種を飲み込んだら、胃袋を突き破ってスイカが生えてくる」というハードなアレンジもあり、小さい子どものころは本当に怖かったという人もいた。

 もちろんだが、これらはあくまでも迷信だ。実際にはスイカの種は食べても害はないという。JAグループ福岡のウェブサイトによれば「スイカの種を食べると虫垂炎になる」という話を取り上げながら、「食べても大丈夫」と明言している。スイカの種皮はとても丈夫なため、食べたとしてもほとんどが消化されないまま出てくるそうだ。万が一、消化されたとしても種は脂肪分とたんぱく質でできているため害はなく、病気にもならない。当然、芽が出るはずはない。それどころか中国には塩で炒ったスイカの種をむいてナッツのように食べる文化もあるくらいだ。

 出どころは不明だが、スイカの種の迷信は多くの人にとって一度は聞いたことのある話だったようだ。ドラマが佳境に入り、重たいシーンが増えてきた『ハコヅメ』だが、このようなちょっとした笑いを混ぜることで、もともとの軽いノリを好んでいた視聴者も置き去りにしないよう配慮しているのかもしれない。最終回まで残り2話、笑いとシリアスのバランスを上手く取って視聴率を上げていってほしいものだ。

■番組情報
水曜ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』
日本テレビ系毎週水曜22時~
出演:戸田恵梨香、永野芽郁、三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじ、渕野右登、ムロツヨシ ほか
主題歌:milet「Ordinary days」(Sony Music Labels)
音楽:井筒昭雄
脚本:根本ノンジ
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:藤森真実、田上リサ(AX-ON)
協力プロデューサー:大平太
演出:南雲聖一、丸谷俊平、伊藤彰記
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/hakozume/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/09/08 12:00
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