『ボクらの時代』 株で稼ぎ、7カ国語を習得した「ちょっとすごい」男・矢部太郎
#天野ひろゆき #ビビる大木 #ボクらの時代 #矢部太郎
8月8日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演したのはカラテカ・矢部太郎、キャイ~ン・天野ひろゆき、ビビる大木の3人。天野率いる「天野会」のメンバーが集まった形だが、『大家さんと僕』(新潮社)で第25回手塚治虫文化賞の短編賞に輝いた矢部が、公私ともに親交のある先輩芸人ふたりとの鼎談を希望した、という構図だ。
天野が現在の所属事務所である浅井企画に入った際、あまりに簡単に入れてもらえたため怪しんだ母親が「うちの子をどうするつもりだ、この人さらいが!」と事務所に電話したものの、社長と副社長が両親を交えて食事会を開き、帰りにルイ・ヴィトンのバッグをプレゼントすると母親がコロっと態度を変えた……というエピソードも興味深かったが、やはり「天野会スペシャル」な今回の主役は矢部だろう。
大木は「矢部太郎はもう(賞を獲った)先生ですけど、忘れちゃいけないのは気象予報士っていうとんでもない資格持ってるんですよ」とコメント。これに天野は「矢部のこの、ちょっとすごいところが怖い」「めちゃくちゃ頭もいいじゃん。語学もすぐ覚えて」と頷いた。矢部といえば、日本テレビ系『進ぬ!電波少年』の企画でスワヒリ語、モンゴル語、韓国語、コイサンマン語を習得したことでよく知られるが、『テレビで中国語』(NHK Eテレ)に出演するなどその後も語学の勉強を続けており、本人によれば「僕、一応覚えたのは7カ国語」だという。
矢部が勉強好きになったのは、働きながら放送大学を受講し卒業したという母親の影響だそうで、「大人だけど家で勉強してて、お母さん楽しそうだったんで」と語り、矢部自身もひとりで勉強するのが楽しかったと振り返った。しかしせっかく“超難関”とされる気象予報士の資格を取得したものの、いざテレビで気象予報士としての出演が決まっても「すぐ自分の身体を触るクセ」が問題となり、レギュラーの仕事は続かなかったとか。
『大家さんと僕』はシリーズ累計発行部数120万部を突破したとされるが、その印税についてツッコめるのは先輩芸人ならではだろう。具体的な額は言わなくてもいいから、と通帳を見た時のリアクションの再現を天野が求めると、矢部はハっとした顔ですぐに通帳を閉じる様子を演技。「もう怖い」となる額が振り込まれていたため、「お金 たくさん どうなる」で検索し、突然大金を手にした際の人生プランを調べたのだそうだ。
これに長年株式投資をやっている天野が「俺に(菅理を)任せろよ」などと提案するなか、矢部も過去に株をやっていたという話に。「欲がないからすごい冷静にやってて、けっこう勝ってたよね?」と天野が指摘すると、矢部は「勝って、ロレックス買いました」と告白。「だから(本気で)やったら俺なんかより全然すごいんだよ」と天野は指摘したが、矢部は仕事中も株の値動きが常に気になってしまい、それで辞めたと明かした。
父親が絵本作家だったことや、『大家さんと僕』に意中の女性を登場させ、「読んでもらったら、もしかしたら気が変わるんじゃないかな、と思って」と作品を“利用”したことを明かすなど、普段テレビで見せるキャラクターの矢部とは違う側面がいろいろとうかがえた今回。やはり矢部太郎は、掘れば掘るほどまだまだ何か出てきそうな、興味の尽きない人物だ。
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