『推しの王子様』SNS大反響で今期ダークホースに浮上? 人気の原動力は「美しい男対決」と「推しの尊さ」語り
#ディーン・フジオカ #推しの王子様 #比嘉愛未 #渡邊圭祐 #推し活
比嘉愛未が主演する連続ドラマ『推しの王子様』(フジテレビ系)が15日にスタートした。比嘉は、適応障害の治療で降板した深田恭子の後を受けての緊急登板で、事前の前評判も高くなかったが、SNSでトレンドワード1位を獲得するなど想像以上に反響が大きく、今期のダークホースに浮上するのではないかと期待されている。
同ドラマは、比嘉演じるゲーム会社の女性社長・日高泉美が、乙女ゲームの推しキャラクター「ケント様」にそっくりだが無作法で無教養で無気力な青年・五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男に育てるべく奮闘するロマンチックコメディー。
泉美は大ヒットゲームを生み出した新進気鋭の経営者としもてはやされ、副社長兼ディレクターの光井倫久(ディーン・フジオカ)ら部下にも信頼されているが、プライベートでは何年も恋愛しておらず、二次元キャラクターの「ケント様」に夢中になっている。
ある夜、泉美が三井と飲みに行った帰り道、空から「ケント様」にそっくりな航が降ってくる。航は借金取りから逃れるため、歩道橋から飛び降りたのだった。酔っぱらっていた泉美は気を失い、翌朝目覚めると隣に上半身裸の航が……という2人の出会いが描かれた。
ネット上の視聴者からは「比嘉愛未の女社長役がハマってる」「すらっとしたキレイ系美人で役とすごく合ってる」「最初から比嘉愛未だったんじゃないかってくらい似合ってるな」など、比嘉の女性社長役へのハマりっぷりを称賛する声が続出。もちろん、深田の演技を見てみたかったという意見もあるのだが、急に決まった代役とは思えないほど視聴者に好意的に受け入れられているようだった。
初回の世帯平均視聴率は6.0%、個人視聴率は3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と数字は低調だったが、放送中にSNSは大盛り上がりとなっており、Twitterで「#推しの王子様」がトレンド1位を獲得した。
比嘉の好演が反響の大きさに影響したのは間違いないだろうが、最大の原動力となったのは“美しい男”同士の対決だという。
「本作での比嘉さんの相手役は渡邊さんなのですが、副社長を演じるディーンさんが“当て馬”感をバリバリに出しているんです。公式設定でも『(泉美に)密かに片思い』とされているため、ネット上では『ディーン様が当て馬って豪華すぎる』『どっちが王子様かわからない』『完璧王子のディーン様が隣にいるじゃん!』といった声が続出。セクシーな大人の男であるディーンさんと若手イケメンの渡邊さんを対比しながら、どちらかいいかで盛り上がる女性が多かったようです。また、瀬戸利樹さんや藤原大祐さんら他のキャストもイケメンぞろいで、SNSでは『観ているだけで癒される』『木曜夜が癒しの時間になりそう』といった意見も上がっています」(芸能記者)
前クールのドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)では、横浜流星が主演の川口春奈の相手役だったが、それに負けないほど“当て馬”ポジションを務めた向井理の人気が沸騰した。今作はそれと同様の盛り上がり方をみせているのかもしれない。
さらに、NHKの朝の顔である『あさイチ』までも特集を組むなど「推し活」が注目を集めているが、これをメインテーマとしたのも反響を呼んだ理由のようだ。
「“推し”がいる人たちの間では台詞や演出に共感するとの声が続出しており、特に、『推しがこの世に存在するだけでどんなに自分の人生が豊かになることか。推しは私たちに生きる力をくれます』などと主人公が推しの尊さを熱弁する姿が反響を呼びました。そのため『ラブコメ要素よりもむしろオタクとして共感しまくりの言葉や描写にズギュンってなった』『オタクの心を打ちまくる神ドラマ』と絶賛する声も。熱量の高いファンがつく作品になるかもしれません」(ドラマ・映画ライター)
「Filmarks」が7月1日に発表した「2021年 地上波放送の夏ドラマ 期待度ランキング」では10位と、事前の期待度は低かった『推しの王子様』だが、今後の展開によっては今期ドラマ最大のダークホースに浮上する可能性もありそうだ。
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