二階堂ふみ主演『プロミス・シンデレラ』ミスキャストか…ブーイング噴出で暗雲漂う

　二階堂ふみ主演のTBS系火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』が、今日7月13日の夜10時から放送スタートする。同ドラマの原作は、小学館のマンガ雑誌アプリ「マンガワン」で連載中の橘オレコ著の同名作。ひょんなことからアラサーバツイチホームレスとなった桂木早梅が、金持ちの性悪イケメン高校生・片岡壱成が仕掛ける“リアル人生ゲーム”に挑む、年の差ラブコメディだ。

　ヒロインを務めるのは、若手実力派女優として名を馳せる二階堂ふみ。イケメン高校生・壱成を新田真剣佑の弟としても知られる眞栄田郷敦、壱成の兄で高級老舗旅館「かたおか」の御曹司にして跡継ぎの成吾をEXILEの岩田剛典が演じる。

　ほかにも三田佳子や高橋克実といった物語に深みを与えてくれる俳優や、元SKE48の松井玲奈、話題の若手俳優・井之脇海などがキャストに名を連ねる『プロミス・シンデレラ』。これまで『逃げ恥』や『恋つづ』を生み出してきたTBSの“胸キュン枠”、久々のヒットなるか……と思いきや、どうやら暗雲が漂っているそうだ。

破滅的なミスキャストか？「誰も正解いない」「見るのやめとく」

　Twitterで「プロミスシンデレラ キャスト」と検索すると、なかなかに辛辣な意見が上がってくる。

「え、ごめん、プロミスシンデレラのキャスト誰も正解いないじゃん」
「プロミスシンデレラ、キャスト全然イメージじゃない。残念すぎる」
「ずっと原作読んでる身としては微妙すぎてしんどい」
「男性陣が特に違うんだよなぁ…」
「漫画のイメージを崩したくないから見るのやめとく」

などと、原作ファンからはブーイングの嵐。ヒロインの二階堂に関しては比較的ポジティブな意見が多かったが、眞栄田をはじめとする男性キャストについては、原作の印象と大きくかけ離れていたようだ。

メイン登場人物の3人中2人が“なんか違う”……

　確かに、“イケメン高校生”という点では、まだ21歳と若い眞栄田は適役といえそうだ。彼の気の強そうな顔立ちは、壱成の持ち味である“性悪っぽさ”も感じさせる。しかし、原作の壱成はもう少しだけ線が細く、チャラいのだ。原作ファンから適役として挙げられていたのは、横浜流星や吉沢亮、King＆Princeの永瀬廉など。身長183センチでがっしり体型、どちらかといえば硬派な印象の眞栄田が「イメージと違う」と言われてしまうのも頷ける。

　岩田演じる成吾についても、「成吾はもっとクールなイメージ」「岩ちゃん好きだけど成吾は違う」などと肯定的でない意見が多数見られた。『プロミス・シンデレラ』のメインキャストは、二階堂、眞栄田、岩田の3人。現時点での評価だと、3人中2人がミスキャストということになる。原作マンガが支持を集めている作品ではあるが、ここまで来ると、原作とドラマは切り離して視聴した方がいいのかもしれない。

■番組情報
火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』
TBS系毎週火曜22時～
出演：二階堂ふみ、眞栄田郷敦、松井玲奈、井之脇海、松村沙友理、堺小春、高橋克実、友近、森カンナ、金子ノブアキ、三田佳子（特別出演）、岩田剛典
原作：橘オレコ「プロミス・シンデレラ」（小学館「マンガワン」連載中）
脚本：古家和尚
音楽：やまだ豊
主題歌：LiSA 「HADASHi NO STEP」（SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.）
演出：村上正典（共同テレビ）、都築淳一（共同テレビ）、北坊信一（共同テレビ）
プロデューサー：橋本芙美（共同テレビ）、久松大地（共同テレビ）
製作：共同テレビ、TBS
公式サイト: https://www.tbs.co.jp/promise_cinderella_tbs/

東海林かな（ドラマライター）

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな