『ボクらの時代』兄弟でも難しい!? 芸人コンビの「ネタ書いてる・書いてない」問題
#ミキ #中川家 #ボクらの時代 #千原兄弟
11日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)は、千原兄弟、中川家、ミキという3組による兄弟コンビ企画の後編。弟グループが集まった前週の前編に続いて、今回は千原せいじ、剛、昴生の兄グループによるトークが繰り広げられた。
前編では兄弟ならではの関係性にスポットが当たっていたが、後編では冒頭から「大人になってから、兄貴や弟や言うて何かあるん?」と趣旨を台無しにするようなせいじの発言もあり、むしろ、昴生の弟・亜生に対する過保護ぶりと、せいじによる、千原兄弟と中川家はミキとは“世代や家庭環境が違う”という主張が印象に残った。
おもしろかったのは、芸人コンビ間でたびたび取り沙汰される「ネタ書いてる・書いてない」問題だ。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「ネタ書いてないほう芸人」(2011年放送)あたりから脚光を浴び、ここ最近もハライチ・岩井勇気の“腐り発言”でたびたび「ネタ書いてるマウンティング」が繰り返され話題となったが、兄弟コンビであっても、どちらがネタを書いているかは気になるポイントのようだ。
前週、賞レースで兄がガチガチに緊張してしまうという話をミキ・亜生がしたことについて、昴生が「亜生のほうが緊張してると思う」「僕はお兄ちゃんとして緊張してるとこ見せたらあかんって思うんですよ」「僕はちゃんとしとかなあかんって思っちゃう」と反論すると、剛は、自分はネタを書いてるから余計にそういう場では緊張してしまうとコメント。そして剛の話題は、取材を受ける時の弟の態度に移った。
弟・礼二が取材時に「そのネタに関してはですね……」などと語っていると、剛は「こいつ、またやってるわ」と思うのだという。これに「めちゃくちゃあります」と同意した昴生は、「僕ら、5:5なんすよ、ネタ作ってんの。でもインタビューの時だけ8:2みたいな顔して……座り方とか“8の座り方”するんです。『5やん、おまえ!』って」と不満を爆発。これに剛も大いに同意し、「1:9にされるんですから、僕なんか」と礼二を非難した。ちなみに礼二は前週、ネタ作りの割合について兄の剛が「80~90(%)ぐらい」担当していると語っていた。
しかしこれにせいじは呆れた様子で「そこで揉め出したらコンビ解散しかない」とコメント。すかさず昴生が、「千原兄弟さんでいうたら10:0(で千原ジュニアが作っている)なわけでしょ」とツッコむと、「10:0。それで(公にも)10:0や言うし」と自分が一切ネタ作りに関わってないことを堂々と認めたせいじだったが、「でもいっとき、“俺も(ネタ作りに)参加してる”みたいなフリをしたかった時期がある」と白状し、スタジオを笑わせていた。
最後は、「いまも弟が心配」「弟をいまだに相方として見られない」という昴生との感覚の違いにせいじがジェネレーションギャップをしつこく口にし、昴生が「すぐ時代のせいにする」と不満をこぼすと、剛が「せいじの時代」とボケる……といった、ぬるっとした終わり方を見せた兄グループ。「兄のすごいと思うところ」をそれぞれ語っていた弟グループとはずいぶん違うエンディングだったが、番組途中でせいじが「兄貴のほうが変なプライドがある」と指摘していたように、こういう終わり方も兄たちのある種のプライドだったのかもしれない。
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