トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ジャニーズ枠に変わる3大芸能事務所

ドラマ、映画の勢力図が変わる! 既存のジャニーズ枠を獲得する3大事務所

ドラマ、映画の勢力図が変わる! 既存のジャニーズ枠を獲得する3大事務所
山崎賢人(写真/Getty Imagesより)

 ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、ジャニーズタレントを起用しているCMスポンサー各社は契約解除を打ち出しているが、必然的にテレビ各局や各映画会社もその流れに追随せざるを得ない状況だ。

「テレビ局のドラマでジャニーズ枠といえば、なによりも先にタレントのスケジュールを押さえ、その後、企画、脚本が決まることが少なくはない。ただ、今後、新ドラマでジャニーズタレントを起用した場合、CMスポンサーが敬遠する可能性がある。また映画では製作委員会などで製作費を集める際に、企業や関係各社がスポンサードしてくれなくなるだろう。となると、本来ならジャニーズ枠であるはずの出演枠をほかの事務所で埋めることになる」(映画業界関係者)

 とはいえ、ジャニーズ枠の番組といえば局がかなり気を使い、制作費もお安くはない。これから売り出されるような新人タレントでは荷が重すぎるゆえ、芸能界で続々と主役級を輩出する3大事務所が参入することになりそうだという。

「ひとつ目は老舗で数多くの人気俳優を抱えるスターダストプロモーション、ふたつ目は少数精鋭でも主役級がそろうトップコート、そして、3つ目が6月に小栗旬が2代目社長に就任したばかりのトライストーン・エンターテイメント。もともと、この3つの事務所はジャニーズの所属タレントと年齢層がかぶる主役級の俳優を多く抱えるものの、共演も少なくはない。一方、この3社のタレント同士は公私共に友好関係を築いているとも言えるだろうが、今後はライバル関係になるかもしれない」(テレビ局関係者)

 まず、スターダストの注目俳優などといえば山崎賢人。人気コミックを実写化した主演の映画シリーズで、公開中の『キングダム 運命の炎』の興行収入が50億円を超えるヒットを記録。そして、25年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の主演に抜てきされた横浜流星。ほかには北村匠海、中川大志、仲野太賀、窪田正孝ら、所属タレントも多いだけに主役級の人材も豊富だ。

 トップコートは話題のドラマ『VIVANT』(TBS系)に出演している松坂桃李。同名漫画を原作に、フジテレビの月9ドラマを映画化した『ミステリと言う勿れ』が15日から公開され、歌手としても活躍する菅田将暉。また、日本テレビの水卜麻美アナと結婚したことも話題になった中村倫也、そして杉野遥亮、萩原莉久ら、所属俳優は20人前後だが主役級が続々と育っている。

 トライストーンは小栗を筆頭に、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二らこちらも主役級がそろっている。

「スターダスト、トップコートの主役級は既婚者も多いのでスキャンダルの心配がそこまで多くはない。その一方、トライストーンは先代の社長で現会長の山本又一朗氏の方針で、タレントのプライベートは放任主義。そのため、スキャンダルも多く、9月19日に初公判を控えるガーシー被告や元俳優の高岡蒼佑の暴露のターゲットにされたが難を逃れた。数多くの浮名を流した小栗だが、今後はタレントのプライベートをしっかり管理することが重要な課題になりそうだ」(芸能記者)

 数多くの主役級を揃える3つの事務所。今回の“事件”によりドラマ、映画の勢力図は変わりつつある。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/09/17 08:00
ページ上部へ戻る

配給映画