CM16社のSnow Man、アサヒなど更新なしも…モス&不二家は継続のナゼ
#CM #Snow Man
Snow Manの渡辺翔太とラウールがCMキャラクターを務める「モスバーガー」の新CMが9月11日、YouTubeなどで公開に。ネット上では「2人の起用を続けてくれてうれしい」「モスにはがっかりした」と賛否を呼んでいるようだ。
この日公開されたのは、13日発売の新商品「月見フォカッチャ」のCMと、そのメイキング映像。2022年3月より“モス年間イメージキャラクター”を務める渡辺とラウールが、「もちっ、パリッ、とろっ」という食感を伝える内容だ。
ネット上では、CMを見たファンから「ラウちゃんもしょっぴーもかっこよすぎ! モスの月見フォカッチャ絶対食べます!」と好意的な声が続出。
一方、故・ジャニー喜多川氏の性加害をめぐるジャニーズ事務所の会見から、わずか4日後のCM公開とあって、「モスバーガー」を展開するモスフードサービスに対して「このタイミングで新CMを公開するってことは、今のジャニーズ体制を受け入れたということでしょうか?」と問いただすような書き込みや、「モスバーガーは買いません」と不買を宣言するネットユーザーも散見される。
Snow Manといえば、不二家やティファニーをはじめ16社(個人契約含む)とCM契約を結んでおり、契約社数でジャニーズ内トップを誇る。
しかし、7日のジャニーズ事務所の会見後、Snow Manをミントタブレット『ミンティア』のCMキャラクターに起用しているアサヒグループホールディングスは、「今後、ジャニーズタレントを起用した広告や販売促進を行わない」と表明。
同社の勝木敦志社長は11日付の「朝日新聞デジタル」で、ジャニーズ事務所の対応について「被害者の救済について具体的な施策が提示されなかった。ガバナンス改革の点でも特別チームが求めた『解体的出直し』という状況にはなっていなかった」と見解を示し、「取引を継続すれば、私たちが人権侵害に寛容ということになる」と厳しくコメントした。
さらに、6月より目黒蓮を「午後の紅茶」のイメージキャラクターに起用しているキリンホールディングスも今月8日、「契約満了でジャニーズタレントの起用を終了する」とのコメントを発表。
そんな状況に多くのSnow Manファンが不安を募らせる中、モスフードサービスは10日までに“起用継続”を表明したのだ。
加えて、20年9月よりブランドキャラクターにSnow Manを起用している不二家も、11日までに「現段階では変更の予定はございません」と起用継続の方針を明らかに。
こうした企業による対応の違いについては、おそらくグローバル展開においてカバーしている地域の違いが影響しているものと推測される。
モスフードサービスおよび不二家は海外事業を展開しているものの、ともにアジア圏が中心。「モスバーガー」は豪州にも3店舗あるが、特に人権問題に敏感な欧米には出店していない。
とはいえ、モスフードサービス、不二家ともに「今後も契約を更新する」とは言っていない。今後の状況次第では、契約満了のタイミングで別事務所のタレントに切り替える可能性も十分あるだろう。
今後、ドミノ倒し状態で広がりを見せるとも予想されている広告業界の“ジャニーズ離れ”。ラウールと渡辺は1年後も、モスバーガーをPRしているだろうか。
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