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ABC・ヒロド歩美アナがフリー転身する裏に見え隠れするテレビ朝日の敏腕プロデューサー

ABC・ヒロド歩美アナがフリー転身する裏に見え隠れするテレビ朝日の敏腕プロデューサーの画像
ヒロド歩美アナウンサー

 3月末で朝日放送(ABCテレビ)を退社し、4月から無所属のフリーランスに転身することが決まったヒロド歩美アナウンサー。3月1日には、テレビ朝日の報道番組『報道ステーション』の新スポーツキャスターとして4月以降、月曜から金曜までスポーツコーナーを担当することが発表された。

 これまで地方局の女子アナがフリーに転身、在京テレビキー局に出演することはあったが、フリーに転身していきなりキー局の看板番組でレギュラーを持てるのは、かなりの好待遇といっていいだろう。

「安く見積もって1回10万円とすれば1週間で50万円、1カ月で200万円は稼げる。さらにテレビ朝日とABCの共同制作番組『熱闘甲子園』のキャスターもしばらくは継続となる見込みで、年収は一気に3000万円まで跳ね上がる見込み。以前は在京テレビキー局よりも給与が高いとされたABCですが、昨今のテレビ不況などもあって年収は下がる一方。ヒロドアナの世代なら1000万円も稼げません。実際、彼女と同世代や下の世代はどんどん退社しているのが実情ですが、プロパーにこだわる会社体質の余り、戦力補強がままならず、疲弊する一方です」(同局関係者)

 それにしても、キー局看板番組への“移籍”を、どの事務所にも属さないフリーの身で実現させた“ウルトラC”の要因は何だったのか。

「ヒロドを以前からずっと推していたテレビ朝日スポーツ局の40代女性プロデューサー、X氏の存在が一番大きいとみられます。現在は野球中継関連の番組全般を仕切っており、ヒロドとは『熱闘甲子園』にスタッフと演者として出会って以降、2017年の『サンデーLIVE!!』立ち上げからヒロドアナをサブキャスターに抜擢、関東ローカルのスポーツ番組『GET SPORTS』にはわざわざヒロドアナのコーナーを作ったほど。自局の女子アナよりもヒロドアナを推すわけですから、当然目立っていました。今回のフリー転身も早くから相談に乗っており、最終的にはX氏がケツ持ちのポジションに入ったことで『報ステ』の出演も実現したと、局内ではもっぱらです」(テレビ朝日関係者)

 もっとも、古巣となるABCの関係者からはこんな声もある。

「ヒロドアナは2020年4月から昨春まで超異例の東京支社所属になったが、それは東京五輪の取材対応があったから。コロナ禍による開催延期も挟み、関西ローカル番組の出演もリモートが中心となったぶん、東京滞在時間が増えてさまざま人脈も培った。『本人の負担は大きいだろうけど東京に行かさなければよかった』と後悔するスタッフも多い。特に昨年4月からは、局アナながら写真週刊誌『FLASH』(光文社)で連載を持ち始め、局内をざわつかせたが、局上層部は『認めなければ流出の危険が生じる』と判断して認めた。結局、遅かれ早かれフリーになるつもりだったのだろう」

 ABCでは後任が育っていないといい、ヒロドアナに全国ネットの仕事を10年近く任せっぱなしだったツケが局側に回ってきてもいるという。逃した魚は大きかったようだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/03/12 08:00
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