ひろゆき、辺野古の座り込み抗議に「誰もいない」「0日にした方が」で賛否 玉城知事は「残念」とコメント
#ひろゆき
2ちゃんねる開設者の「ひろゆき」こと西村博之氏が、沖縄県・辺野古の米軍新基地建設に反対する座り込み抗議運動を揶揄するかのような言動をしたことで物議を醸している。リベラル派の人々から猛批判が起きて炎上状態となったが、ひろゆき氏を支持する声も多くあり、抗議活動へのひとつの問題提起として賛否両論となっているようだ。
ひろゆき氏は3日、自身のTwitterで辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で撮影した写真と共に「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」とツイート。写真には「新基地断念まで座り込み抗議」「不屈3011日」と書かれた看板があり、ひろゆき氏はその横で満面の笑みを浮かべながらピースサインをしている。「座り込みしていない時があるのだから日数表示はウソだ」と揶揄するような内容だといえそうだ。
これに対して、沖縄大学学生自治会のアカウントが「辺野古の座り込み行動は、工事のための車両が来る9時、12時、15時に合わせて行われます。なので、次の日も座り込みをするために、夕暮れごろには誰もいないということはよくあります」と説明した上で、「辺野古のことを真面目に考え、報道する姿勢がある人なら、こんな無責任な発言はできません」と抗議した。
ひろゆき氏はこれに「『9時、12時、15時しか居ません』と書いてくれないと、わからないですよ。誤解する人が増えないように、書き足しておいて貰ってもいいですか?」と挑発的に返信。さらに、別のアカウントから「1日1秒でも座れば座り込みをしたことになります」という意見が寄せられると、ひろゆき氏は「毎日バス停を使う人は、バス停で毎日座り込みをしてる事になる、、、と」と切り捨てた。
また、タレントのラサール石井は「1日に3回、何十台ものトラックが土砂を運び込む。それを阻止するために老人たちは座り込む。警備の人間に抱き上げられて排除される。これを毎日、何年も繰り返しているんですよ。その姿を見ればこんな事は言えないはず」と、ひろゆき氏の発言を非難。だが、ひろゆき氏は「『1日20分ぐらいの抗議行動を平日に3回やる事を『座り込み3011日』と表現するのは誤解を招く行為なので、「抗議行動」に変えたら?』と、話しかけられた現地の人に言いましたが、まともな返答はありませんでしたよ」とひょうひょうとした態度で返している。
ただ、日数表記については沖縄平和運動センター前議長の山城博治さんが琉球新報の取材に「抗議を開始した日からの日数を示した掲示板だ。工事車両が来ない時や台風の時は、座り込みはやっていないが、それもあえて説明しなさいということか」とコメントしており、座り込みの継続日数として表示しているわけではないようだ。
(参照:「辺野古ゲート前の座り込み抗議巡る投稿が物議 市民らに『座り込みの意味理解していない』」)
さらに、ひろゆき氏は座り込みの定義にも言及。「その場に座り込んで動かないこと。目的をとげるために座って動かない」という意味であるとし、批判的な人々へ向けて「知らない間に辞書の意味変わりました?」と言い放った。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事