トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > あいみょんワンマン初参戦

庄村聡泰(ex-[Alexandros])、お初のあいみょんワンマンに悔し涙を流しながらよがる

庄村聡泰(ex-[Alexandros])、お初のあいみょんワンマンに悔し涙を流しながらよがるの画像1
あいみょん 公式サイトより

※本稿ではツアー中のネタバレを含んでいます。

 突然ですが、ここで問題です。

 稀代の歌姫とは、次のうち、誰でしょう?

 番号でお答え下さい。

1.庄村聡泰

2.庄村愛子

3.あいみょん

 それでは、お考え下さい。

 趣向を変えてクイズからスタートをしてみる本稿。やはりこうして#ショウムライターをやらせて頂くに当たり、またそれを続けさせて頂くに当たっては、極力マンネリと言う厄介者に対して忌避のスタンスを取り続けなければならない様に思う。

 よって、此度はある種哲学的とも言える超難問を読者の皆様方へいきなり叩き付ける訳であるが、如何だろうか。そろそろ己の解答は定まっただろうか。

1番を答えた貴方、嬉しいですがこれは歌姫ではなくおっさんです。

2番を答えた貴方、嬉しいですがこれは歌姫ではなくおっさんの母親です。

3番を答えた貴方、正解です。

 そう、正解は3番のあいみょん。彼女が稀代の歌姫である事についての異論はないみょん(言いたかっただけ)と言う事で、本稿は現在自身に於ける史上最大規模の全国アリーナツアー[AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”]の最中5月21日さいたまスーパーアリーナの公演を観て参りましたっつうお話で当ツアーがまだ、記事執筆時で言うと丁度折り返しを迎えた頃で7月24日の神奈川ぴあアリーナMMが多分、ファイナルとの事でライブ超良かったよってなお話。

 つうか俺ん家(都内某所)からも割と行きやすいデカ箱だけでたまアリ2日代々木2日ぴあアリーナ2日てまじやべえしぱねえしすげえ。

 これってやっぱツアー中だから曲目とかのネタバレ書いたら怒られるんすかね? 迷う所ではあるが、ええい、行ってしまえ。多分大丈夫。サイゾーだし(と言う冗談が通じる媒体だと思い込んでおり信じ込んでいるだからクビだけはやめて下さいお願いしますそれだけはそれだけは)。

 つう訳で1部、曲目に対して、触れます。ご注意あさーせ(あそばせ)。

 ……の、前に初めて観たあいみょんはサマソニ2018年のビーチステージだったんよなあそん時ゃ俺の高校の軽音部の後輩(大塚雄士と言うヤツです)がドラムだったんよなあ何か色々と感慨深かったんよなあビーチで聴くマリーゴールドめっさ良かったんよなあなんて事を覚えておりましてワンマンはお初になりやす。

 この際告白をしておけば、言うて、筆者はヘビーリスナーと言う訳ではない、が、上記のマリーゴールド及び大抵の所謂有名曲と言うヤツは把握しているし、絶対演ってくれるだろうと思っていた「桜が降る夜は」がいきなり2曲目に来たのはアガっちまった。

 ど頭並びにサビ前に入るギターのあの何とも言えん和風な感じつうかチャイナな感じつうかがクセになるし随所(主にサビ)にですますが混じる歌詞もたまらんしこんなにカスタネットが大活躍するポップソングて余り類を見ねえよなあとも思いながら舌を巻いていたらその後にしれっと「マリーゴールド」が来たのには更にアガっちまった。

 曲については今更もう語り尽くされたと思いきやそんな事もなく今後、永遠に語り継がれるであろう大大大名曲である事に異論はないみょん(言いたかっただけ)なので、こちらが口を挟む事は特にないのであるがスタイリストとして言わせて下さいボーリングシャツを着てくれてありがとうございます裾を縛ってお腹を出すあの合わせがカッコ良過ぎて俺も真似したいけど多分公然猥褻罪による逮捕待ったなしなのでマリーゴールドにアガった所為で人生をアガる訳には行かない。

 その他、リリース後暫く経ってから街鳴りで知ってシティポップ系の新人さんかしらカッケェなこれと思って調べてみたらあいみょんでびっくらこくと共に自分の浅はかさを心から恥じた「愛を伝えたいだとか」。こっちはリリース時より知っていたもののその作風故にまさか「愛を~」と同一人物の作品どころか同じアルバムの収録曲だと結び付かなかったのだが言わせて貰えば上述の恥の原因はそもそもこの曲が衝撃的過ぎたからなんだよおいどうしてくれんだ姉ちゃんよう(言い掛かり)である「生きていたんだよな」。単純にめちゃくちゃ好きな「裸の心」。等々々、知っているし、聴いて来た、のだ。

 が、初めて観たあいみょんのワンマン、何と上述の恥を更に上塗る事件が起きてしまった。

 簡潔に説明するに、

 今まで全く聴いた事のないとある曲が激ツボでありブチ刺さりありゃあ何だとライブ後タイトルを調べるもやっぱり知らない曲で自分の守備の及ばなさを恥じながらもああこれ好きいいいとリピ聴きは止まらずで恥ずかしいけれど気持ちいいこの感じあれ何だこれ新手のSMですか?

 と言う経緯だ。いやはや、全くお恥ずかしい。

 お聴き頂くと分かる通り、何とこちら、こんなツボい曲があっただなんてと言う自分の無知を嘲笑うかの様に”知らなかったろ”の一節で締められるのである。

 はいいいい知らなかったですうううううと悔し涙を流しながらよがる筆者はさぞかし気持ち悪い事であろう。

 結論としては、あいみょんの5月21日さいたまスーパーアリーナ公演で1人の気持ち悪いおっさんが爆誕してしまいましたおまわりさんこっちですと言うお話なのであった。

 最後に冒頭のクイズの2番について追記をしておくとぶっちゃけ母ちゃんと一緒にカラオケとか行った事ねえのでもしかしたらうちの母ちゃんこそがあいみょん超えの歌姫でありスーパーガールであり知らなかったろである可能性もないとは言い切れないのだがやっぱそれは多分ないみょん(言いたかっただけ)。

庄村聡泰(コラムニスト・スタイリスト)

ロックバンド[Alexandros]のドラマーとして2010〜21年に活動。バンド時代の収入ほぼ全てを注ぎ込むほど傾倒した音楽や洋服を中心に、映画やマンガ、アニメやグルメ、世界各地の珍スポットなどのさまざまなカルチャーに精通し、これらの知識と経験を生かしてライフスタイル提案型ファッションブランド「スナック NGL」を始動。また、歌劇な過激団 @furaku_taru の制作総指揮を務めるなどプロデュース活動や、#サトヤスタイリングとしてファッションスタイリングや、#ショウムライターとして音楽や映画をはじめさまざまなメディアでインタビューやコラムを執筆。自ら映画にも出演するなど精力的な活動を広げている。 #サトヤスタイリング #ショウムライター インタビュー

Twitter:@shomurasatoyasu

Instagram:@shomurasatoyasu

庄村聡泰のホームページ

しょうむらさとやす

最終更新:2022/06/18 13:00
ページ上部へ戻る

配給映画