フジ那須川天心VS武尊のポッカリ空いた番組枠…救世主はTBSかトム・クルーズか
#日本テレビ #フジテレビ #テレビ朝日 #TBS #テレビ東京 #那須川天心 #武尊
格闘技ファンが待ちわびていたビッグマッチ「THE MATCH 2022」のテレビ中継が白紙に返り、関係者から怒りと落胆の声が上がっている。その経緯や是非はともあれ、こうなってしまった以上、おせっかいながらも気になるのが「空いた番組枠はどうなるのか問題」だ――。
6月19日(日)に行われる那須川天心vs武尊戦を生中継する予定だったフジテレビは5月31日、特番用のHP内で放送を取り止めることを発表。これには、対戦する両者がそれぞれTwitterで、
「お金の為じゃねえんだよ 未来の為にやってんだよ 子供達はどうすんだよ」(天心)
「この試合の意味を分かって欲しい。まだ諦めません」(武尊)
と綴るなど、大混乱に陥っている。
「今回の件について、フジテレビは簡潔に『主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しないことが決まりました』としか発表していません。しかし先月なかば、RIZINの代表で、今回の大会の実行委員でもある榊原信行氏について、反社会勢力との関わりを問題視する記事が『週刊ポスト』(小学館)に掲載されました。
5月31日、榊原氏は放送中止に伴う緊急会見で反社との関係は否定しましたが、記事が中止の一因であると推測。実行委員会から退任する可能性を示唆するとともに、大会は予定通り行うと述べています」(週刊誌記者)
かつて榊原氏が代表を務めた「PRIDE」も、フジテレビが2004~2006年に地上波放送していたが、反社との関係が報じられてフジが手を引き、格闘技ブームは一気に萎んだ経緯がある。榊原氏は前出の会見で「フジテレビさんには戻ってきてほしい」「他局さんでも、もちろんいい」と語ったが、本番まで3週間を切ったタイミングで手を挙げる局などあるのか?
「試合まで時間もないので、『他局さん』が拾うのは現実的ではないでしょう。でも、この騒動で試合への世間的な興味関心が高まったのは事実です。
他局の同時間帯をチェックしてみると、日本テレビは『世界の果てまでイッテQ』『行列のできる相談所』と高視聴率番組が並んでおり、天心vs武尊戦をやるとしたら数字はかえって落ちそう。テレビ朝日も『ポツンと一軒家』は絶好調なので、こちらも動かせません。テレビ東京は当日、『THEカラオケ・バトル』の放送を予定しており、こちらも人気が高い番組です。
残りはTBSですが、20時台の『坂上&指原のつぶれない店』は数字が伸び悩んでいる。21時台はドラマが前週で終わる予定なので、放送番組は未定なはず。TBSは伝統的に格闘技に力を入れており、天心がボクシングに転向した後はTBSが試合を中継すると噂されていますし、かすかな“光”は差しているかも」(民放バラエティ番組制作関係者)
一方、当のフジテレビは放送枠がポッカリ空くことになる。榊原氏は会見で「枠が空いちゃっているんだから。このまま行くと“えーっ”ていうような映画を流すことになっちゃうのかな」と、揺さぶりをかけるようなコメントを述べたが、妙案はあるのか?
「フジはもともと、日曜日はボロボロ。『ジャンクSPORTS』『呼び出し先生タナカ』『千鳥の鬼レンチャン』はいずれも視聴率が惨敗で、本心ではやはり天心vs武尊をやりたかったはず。放送日まで残り2週間ちょっとですから、榊原氏が言う通り映画をやるか、衝撃映像番組、もしくは『ジャンクSPORTS』の総集編あたりになる可能性が高いでしょう。
それならいっそ、トム・クルーズの『トップガン』でも放送したらいいんじゃないでしょうか。フジは昨年秋に放送したばかりですが、先日公開された36年ぶりの続編映画はかなり評判がよく、動員も好調。このタイミングでテレビでやれば客足も伸びて、映画会社からも感謝されますしね」(キー局関係者)
てんてこまいの当事者たちは生きた心地がしない心境だろうが、天心VS武尊戦が放送されるはずだった番組枠は見ものである。
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