ジャニーズ事務所、新“黄金時代”が到来!? “芸人上等”スタイルで若手がバラエティに出まくり
#ジャニーズ #菊池風磨 #河合郁人
日本の芸能界に絶対的な影響力を持っていたジャニーズ事務所。しかし2019年には、元SMAPのメンバーを出演させないようにテレビに働きかけていたと公正取引委員会に注意を受けた騒動もあり、影響力の低下が指摘され始める。さらに、同年に創業者であるジャニー喜多川氏が死去、2020年には事務所内のトップグループだった嵐が活動休止となり、ジャニーズ帝国の“凋落”が囁かれるようになった。
JO1やINIのようなK-POPの手法を使ったボーイズグループも台頭し、男性アイドルのジャニーズ独占状態が崩れつつあるのも事実。しかし、2022年のエンタメ界を見ると、驚くほどにジャニーズの若手メンバーたちが大活躍しているのだ。
「たしかに2020年頃は、嵐の活動休止以降、ジャニーズはこのまま落ちていくのかという空気がありました。コロナ禍でコンサートの数が減ったことで、ジャニーズも大ダメージを受けていましたしね。でも、昨年後半頃から、また流れが変わってきました。今は、どのバラエティー番組にもジャニーズのタレントが出ているし、映画やドラマの主演も増加傾向にある。むしろ“ジャニーズ黄金時代”が始まっているという見方もできます」(テレビ局関係者)
2020年にデビューしたSixTONESとSnow Manは、音楽活動が順調なのはもちろん、メンバーそれぞれがバラエティー番組で活躍。先日には、Snow Man主演の映画『おそ松さん』も公開された。
そして2021年11月にデビューしたなにわ男子は、さらに絶好調だ。大橋和也を中心に各メンバーがバラエティー番組でひっぱりだこになる一方で、道枝駿佑は4月スタートの日本テレビ系ドラマ『金田一少年の事件簿』で“はじめちゃん”こと金田一一を演じる。
また、メジャーデビュー前のジャニーズJr.たちの露出も激増。HiHi Jets、美 少年、Aぇ!groupなどのメンバーたちも、さまざまなメディアで活躍中だ。
「バラエティはもちろん、クイズ番組や街ロケなどでも若手ジャニーズが重宝されています。事務所先輩の冠番組だけでなく、あらゆる番組にブッキングされているのも、過去との違いです」(同)
先輩グループの活躍も目を見張るものがある。A.B.C-Zの河合郁人やSexy Zoneの菊池風磨は、もはやバラエティに欠かせない存在となっている。
「特に河合のブレイクはジャニーズ全体に大きな影響を与えていますよ。それまでのジャニーズというと、やはり“人気者”としてメディアに出てくるわけですが、A.B.C-Zについてはどちらかと言えば“崖っぷち”みたいなイメージで出てきて、アイドルとしての扱われ方よりも、若手芸人のそれに近い中でブレイクしたわけです。河合のブレイク以降、同様の“芸人ライク”なスタイルで重宝されるジャニーズタレントが増えています」(制作会社スタッフ)
そして、現在のジャニーズ黄金時代を支えているのが、関西ジャニーズJr.の存在だという。
「関ジュのメンバーたちは、関西ローカルの番組で芸人と絡む機会が多く、そこでバラエティスキルを磨いていく。ジャニーズWESTの重岡大毅やSnow Manの向井康二などは、まさにそうやってテレビタレントとして成長していったパターン。関西で芸人に鍛えられていた関ジュを中心に、若手ジャニーズがいま花開いているんだと思います」(同)
さらにジャニーズの強みは、バラエティー番組で活躍するためのノウハウが、事務所内でしっかりと受け継がれていることだ。
「ジャニーズJr.で仲間だったメンバーたちが、各グループに分かれてデビューするジャニーズのスタイルだと、自然とグループの垣根を超えた交流が出てくるし、先輩後輩の関係もある。それこそ、関ジュでの経験が向井を通じてSnow Manに伝わっていくこともあるし、先輩の経験値がそのまま後輩に受け継がれることもある。歯車が噛み合い始めると、みんなのスキルがどんどん上がっていく土台があるんですよね。いまはまさに、ジャニーズの歯車がフル回転している状態だと思います」(同)
凋落したかと思いきや、新たな黄金時代が到来しているジャニーズ事務所。SMAPや嵐のような絶対的な存在がいなくても、各メンバーが協力しながらしっかりと活躍するのが、今のスタイルなのだ。
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