パンサー向井、伊集院ラジオの後継に 業界評価は最高レベルでも意外な“心配”
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この春で終了するTBSラジオの朝の帯番組『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜、午前8時30分)の後継番組のメインパーソナリティーを、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が担当することが発表された。
パンサー向井といえば、お笑い界きってのラジオ好きとしても知られ、ラジオ界のカリスマ・伊集院光の後釜としては、これ以上ない人材との声も高い。
「向井さんはすでに何本もラジオ番組のレギュラーを持っており、ラジオでのトークスキルは十分すぎるくらい。TBSラジオの朝の顔としてはまさに適任でしょう」(ラジオ局関係者)
向井は、ラジオパーソナリティーとしてだけでなく、そもそも芸人としての業界内評価が最高レベルだという。
「ブレイクしたての頃は可愛らしいルックスで、アイドル芸人的な扱いをされていましたが、当時からお笑いに向き合う姿勢はとても真摯で、ストイック。忙しいスケジュールの合間をぬってドラマなどの作品も数多くチェックしていて、インプットにも余念がない。貪欲にいろいろなものを吸収して、それをトークに活かそうと、日々努力しているタイプです。そして、そういった努力をあまり表に出そうとしないのも、好印象なんです。今後、朝の帯番組では、幅広いゲストを呼んでトークをすることもあるでしょうし、向井さんの真のスキルが存分に発揮されるのではないでしょうか」(お笑い事務所関係者)
ただひとつ問題なのが、“伊集院光の後釜”として、TBS局内のしがらみに巻き込まれる可能性があることだ。
「伊集院さんは『らじおと』に関してパワハラ疑惑を報じられていますが、実際にスタッフとは折り合いが悪かった。そして、昨年末には『らじおと』のスタッフ1人が番組の担当を離れていて、そのスタッフが今後の向井さんの番組を担当するというんですよね。そのあたりは、ちょっとTBS側の伊集院さんに対するメッセージにも思えてきます」(メディア関係者)
また、2018年に就任したTBSラジオの三村孝成社長の存在にも注目が集まっている。
「J-WAVE出身でもある三村社長は就任以来、TBSラジオの“AMっぽい”部分にメスを入れてきました。ベテランパーソナリティーの長寿番組が次々と終了し、さらに番組の制作費削減にも取り組んできた。この方針に多くのパーソナリティーが不満を抱えているだけでなく、リスナーにも不評なんですが、そんななかで伊集院さんは放送中に社長への不満を語るなど、かなり積極的に戦ってきました。しかし、結局その伊集院さんも追い出される形となり、その後“反伊集院派”のスタッフが担当する番組に起用されたのが向井さんというわけです」(同)
つまり、三村社長の意向を反映する存在として向井が機能する可能性があるのだ。
「向井さん本人は、古くから続くAMラジオの雰囲気を愛してきた人なので、必ずしも三村社長の方向性と合致するわけではないと思われます。でも、ラジオ業界に対する影響力という意味では伊集院さんには及ばず、結果的にTBSラジオ上層部の意向通りに動くことになってしまうかもしれない。その部分を心配する関係者やリスナーは多いと思います」(同)
しかし、向井はそう簡単に操り人形にはならないとの声もある。
「向井さんのラジオ愛は相当強いですからね。リスナーが望まない方向に進んでいくことを簡単に受け入れはしないと思いますよ。結構、したたかな芸人さんですから。上層部の意向を汲むふりをしつつ、リスナーに寄り添った番組に持っていくのではないでしょうか」(前出・お笑い事務所関係者)
気骨のあるラジオパーソナリティーとして、パンサー向井に期待が高まる。
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