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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル  > 乃木坂46秋元真夏が歩いてきた苦悩の道

乃木坂46キャプテン秋元真夏は「9周年」 歩んできた苦悩の道と雪解け

真夏さん

 乃木坂46は今年8月21日に結成10年を迎え、1期生は活動開始から10年という節目を迎えた。しかし、同じ1期生の中でひとり、今年10月8日に活動開始“9周年”を迎えたメンバーがいる。オーディション合格直後から学業のため1年休業し、遅れて合流したキャプテンの秋元真夏である。

「秋元は9年前の10月8日、『乃木坂ってどこ』(テレビ東京系)にて行われた4thシングル選抜発表の際にスタジオ見学をしており、画面に映らずにスタッフと一緒にいました。まだメンバーともほとんど顔を合わせたこともなかった状況でしたが、選抜発表最後の1人として名前が呼ばれたのです。しかも、ポジションは8福神。『秋元真夏』と名前が呼ばれ、全員が戸惑い、MCのバナナマンは『秋元さんなんていましたっけ?』と動揺した様子を見せました。最後の一人として自分の名前が呼ばれることを期待していたメンバーが泣き出すシーンもありました。そんなこんなで秋元の乃木坂46としての活動は波乱の幕開けとなったのです」(芸能ライター)

 今やグループのリーダーを務め、“まなったん”とファンはもちろんメンバーにも愛されている秋元。しかし、当時はまったくそういう雰囲気ではなかったそう。

「結成から1年間、他の1期生は血のにじむような努力をしてきました。それでも、福神はおろか選抜にも選ばれたことのないメンバーはたくさんいたのです。そんな時に突然出てきた知らない子がいきなり福神入りしたことに、メンバーが悔しさ、やるせなさを感ていたことは間違いない。しかも、3rdシングルで7福神に選ばれていた西野七瀬は、秋元が入ってきたことで福神落ちしてしまいました。それを西野はどうしても受け入れられず、この2人は長らく“冷戦関係”となることに。秋元の突然の8福神入りは多くのメンバーにとって受け入れがたいことだったのです」(前出・芸能ライター)

 もちろん、秋元の福神入りを決めたのは運営であるから、秋元は悪くない。それをメンバーもわかっていたからこそ、よけいに葛藤してしまったのかもしれない。

「大きな軋轢を生みましたが、この“秋元真夏福神入り事件”はのちに大きなドラマを作ることとなります。秋元はぶっとんだ“あざとい”キャラとイジられ役として少しずつメンバーに受け入れられていき、人気者となりました。この福神事件もメンバーの中の笑い話となり、長く確執のあった西野との仲も雪解けを迎えました。西野が卒業した22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』では、秋元と西野2人のパフォーマンスが組み込まれ、MVにも“雪解け”の様子が映し出されています。秋元がみんなに受け入れられたのは、乃木坂46がずっと上り調子でグループ内の雰囲気が良くなっていったこともあると思いますが、なにより秋元の人柄の賜物でしょう。そうしてついに2019年9月1日、初代キャプテン桜井玲香からキャプテンを引き継ぐまでになったのです」(アイドル誌ライター)

 秋元は自身のインスタグラムで「いつも他のメンバーのかっこいい背中を追っている」と明かした。そんな謙虚な姿もまた愛されているところなのだろう。

久田萬美(アイドルライター)

1990年生まれ。大学卒業後、某週刊誌のカメラマンを経てフリーライターに。2ちゃんねるネイティブ育ちで根っからのゴシップ好き。

ひさだまんみ

最終更新:2021/10/13 18:00
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