【イートデザイナー・シズリーナ荒井のブタメン大攻略!】グルメでバズる! アレンジレシピの世界
#シズリーナ荒井 #ブタメン #アレンジレシピ
――人気イートデザイナーが、お手頃価格でおいしい「ブタメン」を使ったアレンジレシピに挑戦!
最近、身近な食材を使ってすぐできるアレンジレシピが、ユーザーの心と胃袋をわしづかみにするパワーコンテンツへとなりつつあります。
その要因として、新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅で過ごす時間が増え、消費者の行動が大きく変わったことが挙げられます。外食よりも“内食”で洗い物が少なく手軽に食事が楽しめるということがポイントです。
アレンジレシピについて歴史を辿っていくと面白いことがわかりました。それは、そのブームが【約10年周期でやってくる】ということなんです。
例えば、1990年に「コミックボンボン」(講談社)で連載を開始した伝説のグルメマンガ『OH! MYコンブ』。ひとりの少年が、お菓子やフルーツなどをかけ合わせた「リトルグルメ」という独創的な料理を披露するギャグマンガとして、世間の注目を浴びました。アニメ化もして大人気だった本作が、約30年の年月を経て最近「モーニング」(同)で復活し、また話題になっていますよね。連載当時、お菓子や子どもが買える値段の食べ物を使った創作料理「リトルグルメ」を作っていた小学生のコンブ。そして今回の復活で年をとりアラフォー中年となったコンブは、酒の肴になる「リトルグルメ」を作ることになったわけです。
また、09年後半には 『お願い! ランキング』(テレビ朝日系)の人気コーナーとして、「ちょい足しクッキング」が放送。噂の「ちょい足し食材」を番組ADが体を張って試食し、おいしさとインパクトでランキング。メーカーの担当者も試食しているので、そのおいしさは太鼓判でした!
さて。そんな中で、最近もアレンジグルメはブームの兆しを見せています。19年に私が考案したロッテ「雪見だいふく バニラ」と日清食品「カップヌードル カレー」を掛け合わせたアレンジレシピも、SNSを中心に話題となりました。
いろんな人気YouTuberがこの「雪見カレーヌードル」を取り上げ、アレンジレシピブームに拍車をかけてくれたんです。お湯はカップヌードルの内側にあるお湯線よりも“5ミリ下あたりまで注ぐ”などと作り方を細かく設定し、しっかりとした調理をしている感を演出したことにより、YouTuberたちの動画のネタ台本として定着、映像ブームの中で広いユーザーに刺さったのではないかと思います。また、動画だけでなく、ハフポストさんなどの、ニュースサイトでも取り上げてもらっていました。
このように、新時代のブームが到来している中で、もしかしたら次に来るかも……と考えているのが、「ブタメン とんこつ味」のアレンジなんです。
株式会社おやつカンパニーが製造・販売しているミニサイズのカップラーメン「ブタメン」。
78年に発売が開始された「ベビースターミニカップラーメン」をリニューアルする形で93年から販売を開始している人気商品。当時の私は、駄菓子屋さんでよく食べていました。カップの蓋をフォークで固定しながら仕上げるのは、子どもながら大人の仲間入りみたいな感じでいつもワクワクしながら食べていました。まさか、自分が36歳になるまで食べ続けているとは思いもしませんでしたね。
ブタメンがロングセラーになった理由は、あのちょうどいい容量だと思います。他社のカップラーメンの平均的なお湯の目安量300ミリリットルに対して、ブタメンは小腹にちょうどいい180ミリリットル。3時のおやつや夜食に本当にちょうど良いサイズ感。足りなければ2個食べちゃって、立派な食事にもなり得ます。この内容量がアレンジレシピにちょうどよく、アレンジレシピビギナーの登竜門になっていたんです。
そこで、台湾で大ブームだったプリンラーメンを試してみました!
2014年ごろに台湾で「布丁拉麺」という名前の、要はインスタントラーメンにプリンを投入したレシピがブームになっていたんです。しかし、台湾の流行に敏感な日本でもこれは、浸透しませんでした。その理由は、どの味のラーメンにどのプリンを掛け合わせればいいのかわかりづらかったことが挙げられます。また、実際にいろいろ試してみると、プリンの量によって味が甘くなりすぎてしまうというのが最大の課題だったと思います。
このラーメン×プリンは昨今のアレンジレシピブームで取り上げられているものですが、今回、悪戦苦闘の末に、プリンとブタメンの黄金比を見つけたので、下段でご紹介します。
「ブタメン とんこつ味」のクリーミーで塩味の利いたスープに、「ちょこっとプッチンプリン」のカラメル部分のほろ苦さとプリンの甘みが絶妙に絡み合い絶品になります。甘味やとろみをもっと加えたい方は追い「ちょこっとプッチンプリン」で自分好みにアレンジしてもOKですよ!
ブタメンちょこっとプッチンプリンが超絶品! 作り方はこちら
まず、「ブタメン とんこつ味」と「ちょこっとプッチンプリン」(江崎グリコ)を用意。
「ブタメン」の蓋を開け、プリン1個を先入れ後、お湯投入。※お湯はお湯線よりも3ミリ下あたりまで注ぎ入れるのがポイント。
3分たったらよーくかき混ぜて完成です。
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