『幸せ!ボンビーガール』“地元に愛されたおにぎり店”の移転先がようやく決定! 夜の営業にこだわった結果は…?
#幸せ!ボンビーガール
このところ、“恋愛リアリティ企画”を放送するなど、完全に迷走状態にある『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)。そんな中、番組コンセプトから大外れはしていないのは“開業ガールズ”のコーナーだが……。
同企画では資金が少ない中でも、創意工夫で奮闘している開業ガールズを取り上げている。その中で目下、番組が猛プッシュしているのが、東京・目黒区の不動前で営業していた“地元に愛されたおにぎり店”のなつきさんとゆりさんだ。
2人は開業資金が足りないため、“間借り”を選択。不動前で夜だけ営業しているバーを昼間のみ借りて開業。おにぎりと具だくさんの味噌汁が食べられる定食屋をオープンさせ、徐々に軌道に乗っていった。ところが、ビルのオーナーが代わったため、退去しなければならなくなり、5月5日で閉店したのだという。
新たな店舗での営業を目指した2人は、4月27日放送の「開業ガールズグランプリ」に出た際、審査員を務めた飲食店経営のプロ・内山正宏氏に「自分の店を間借りしないか?」と提案され、同氏の中目黒の店舗を5月11日放送分で下見に行った。はまぐり専門店として営業している同店舗は、2人でやるには大きすぎ。何よりこだわったのが、夜の営業ができることだった。
不動前では、バーが週1日休みの日は夜間も借りることができて、おでんなどを出す居酒屋として営業していた。昼の売上が1日平均3万5000円ほどであったのに対し、夜間営業だと酒類の販売もできるため、約10万円の売上があり、経営に大いに貢献していたのだという。結局、この中目黒の店は定休日がなく、夜間借りることは不可で、家賃も15万円で予算(不動前の店は11万7000円)オーバー。同じビルの2階も見たが、ここは6席しかない高級店で2人がやる店には不向きとあって、断りを入れた。
そして、5月18日放送分では、まずスカイツリーがある押上駅から徒歩12分の住宅街にある焼肉ダイニングの店舗を見に行った。ここは週2日夜に借りることもでき、家賃は9万7500円と格安だったが、住宅街というのが気になったのか保留にしたのだった。
次はサラリーマンの街・新橋駅から徒歩1分の好立地にあるハンバーガー店。ここは週1日夜営業も可能で、家賃も12万円と条件もよかったが、ここも保留。
ならばと、2人は以前から気になっていたという西日暮里駅前のスタンドバーに内見へ。客席は12で、週1日の夜間営業もOK。家賃は8万4000円と格安で、4軒目の下見でようやく移転先が決まった。
とにかく2人がこだわったのは、夜間営業ができるかどうかだった。売上を考慮すると当然のことだが、とはいえ現在はコロナ禍。東京都では、今後も緊急事態宣言あるいは、まん延防止等重点措置の発令で、飲食店は午後8時までの時短営業、かつ酒類の販売自粛をしいられる可能性が高い。そうなると、夜の営業をしてもこれまでのような売り上げは期待できそうもないだろう。
せっかく不動前で繁盛していたのだから、近隣で探せば、常連客がまた来てくれるかもしれないが、西日暮里では遠すぎてその期待も薄い。新たな土地で一からやり直すことになった2人だが、現状、飲食店とコロナ禍は切っても切り離せない関係にある。“ボンビー”をバラエティ的に取り上げることにはそろそろ無理が来ているのかもしれない。
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