仲野太賀の一人勝ち!? 『コントが始まる』初っ端から見せつけた“鳥肌モノ”の演技力
#神木隆之介 #有村架純 #菅田将暉 #コントが始まる
新・土曜ドラマ『コントが始まる』(フジテレビ系)の第1話が4月18日に放送された。『コントが始まる』は、思い描いていた人生とは程遠い毎日を送る、20代後半の男女5人を描いた物語。売れないお笑いトリオ・マクベスの3人を菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀、マクベス行きつけのファミレスの店員を有村架純、その妹を古川琴音が演じている。
第1話では、もうすぐ結成10年を迎えるマクベスが「10年売れなかったら解散」という結成時の約束を守るために、解散を決める場面が描かれた。高校3年生の頃、春斗(菅田)が潤平(仲野)を誘い、その後瞬太(神木)が入って結成されたマクベス。それからあっという間に時は経ち、彼らは28歳になった。夢を追い続けるか、現実を見るかの分かれ道。はじめは解散に踏み切れずにいた春斗だが、ボロ負けのオーディション後に行ったラーメン屋で、ラーメンを平らげてから2人に向かって呟いた。「……解散するか」。
神妙な様子で解散を告げた春斗に、一呼吸おいて爆笑する潤平と瞬太。「それラーメン食べ終わってから言おうって決めてたの?」「溜めてる時の顔な!」と茶化す2人だったが、この後の、潤平役を演じる仲野の演技がこの上なく素晴らしかったのである。
爆笑していたかと思えばいつの間にか号泣…鳥肌モノの表現力
笑いすぎて涙目になりながら「お前ってさ」と切り出す潤平。「大事な発言する時、いつもラーメン食い終わった後なのな」と茶化しながらも爆笑が止まらない。そこから少しずつ泣き笑いになりながら、「俺のこと、誘った時もそうだったろ」と続ける。「始める時も終わる時もラーメン食い終わった時ってなんだよ」と言い終わる頃にはもう、“男泣き”に変わっていた。さっきまでの笑っていた表情はない。笑い泣きがいつの間にか、悔しさや切なさが入り混じった涙に変わっていたのだ。
あの流れとあの空気でまさか泣き出すとは思わず、驚いた視聴者は少なくないだろう。しかしその場面に違和感はなく、“アハ体験”のごとく自然に男泣きへと移り変わる迫真の演技に、もらい泣きしてしまった人も多いはずだ。
実力派若手俳優が勢ぞろいする『コントが始まる』は、“演技バトル”と評されることも多いが、この演技を見る限り、第1話は仲野の一人勝ちと言っても過言ではない。終盤に見せた菅田のボロ泣きも素晴らしかったが、今回は仲野の「いつの間にか感情が180度変わる」ような演技が特に印象的だった。
神木が仲野の努力家エピソードを暴露!たった一言の台詞を何度も練習していた
先日、仲野と神木がゲスト出演した『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)では、以前神木と仲野が共演した映画『桐島、部活やめるってよ』の撮影中に、仲野が「行くぞ」という3文字の台詞を何度も熱心に練習していたというエピソードを神木に明かされていた。そんな真面目で努力家な仲野だからこそ、今回の心揺さぶる演技ができたのかもしれない。
『コントが始まる』第2話は今日の夜10時から放送される。今夜は誰が視聴者の心を震わせるのだろうか。ストーリーはもちろん、若き実力派俳優たちの演技にも注目したい。
■番組情報
土曜ドラマ『コントが始まる』
日本テレビ系毎週土曜22時~
出演:菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音、鈴木浩介、伊武雅刀、松田ゆう姫、明日海りお、小野莉奈、米倉れいあ(821)ほか
主題歌:あいみょん「愛を知るまでは」(unBORDE / Warner Music Japan)
音楽:松本晃彦
脚本:金子茂樹
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:福井雄太、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
演出:猪股隆一、金井紘(storyboard)
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/conpaji/
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