SexyZone、ライブ延期の返金率はわずか10%! コロナ禍で強さを見せるジャニーズ
#音楽 #ジャニーズ #新型コロナウイルス
11月20日の深夜に放送された連続ドキュメンタリー『RIDE ON TIME』では、SexyZoneにスポットをあて、その素顔に迫った。ジャニーズのアイドルを追うこのドキュメンタリーシリーズだが、最近のテーマはもっぱら“コロナ禍におけるエンターテインメントのあり方”だ。
SexyZoneも例に漏れず、3月のスタートに向けて準備していたコンサートツアーは新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受け延期を余儀なくされた。その4カ月後、10月からコンサートを再開させることを決定。
その際、スタッフはSexyZoneのメンバーに向けて「払い戻し窓口を作ってジャニーズ事務所としても対応しました。9割のお客様がSexyZoneのコンサートを待ちたいという決断をされました」と明かしたのだった。つまり、返金対応は10%程度に抑えられたということだ。この放送を見ていたレコード会社関係者は語る。
「コロナ禍でつくづくジャニーズのファンの太さを感じるんですよね。今回の返金率の話もそうです。ジャニーズのファンは“ジャニオタ”と呼ばれるくらい熱狂的かつオタク気質な人が多い。オタクとはつまり、趣味への課金を惜しまない人たちということ。そういう人たちは、“延期”と発表しても気長に待ってくれるですよね。普通のアーティストだったらこうはいかない。実際、返金対応で完全に赤字になってしまっているところも結構あると思う。
さらにオンラインライブについても、ジャニーズは強いと感じます。正直、ジャニーズのオンラインライブはかなり不親切で、アーカイブが残らないからチケットを購入したら指定された日時に見ないといけないんです。それでもファンは熱心に見ているし、儲けもかなり出ていると聞きました。
僕が担当するアーティストも、オンラインライブはかろうじて黒字になっているが、徐々に視聴者数が落ちていっている。これは肌感覚でしかないですが、サブスクなどで人気のアーティストは、逆にオンラインライブの売り上げがあんまり良くなかったりするんじゃないかと思う。サブスクを解禁し、YouTubeでMVをタダで流しているアーティストには、オンラインライブのチケット代4000円~5000円はかなり高いハードルになっているのではないかと思う」
CD販売にこだわり、YouTubeでのMV公開にも二の足を踏んでいるジャニーズだが、その“不親切さ”がファンの購買意欲を駆り立てる側面もあるのだろうか。それぞれ良し悪しはあるだろうが、コロナ禍においては“熱狂的なオタク”をつけていることが強みになるのは間違いなさそうだ。
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