中日の大野雄大、メジャー挑戦ちらつかせも結局残留した胸算用
2020/11/16 10:00
#プロ野球 #中日ドラゴンズ
プロ野球、中日ドラゴンズの大野雄大投手が、フリーエージェント(FA)権を行使せずにチームに残留することが決まった。
球界関係者は「中日球団とは3年の複数年契約で総額の推定年俸9億円プラス出来高払いを結ぶ。今年、8年ぶりにAクラスでシーズンを終えただけに、大野の残留は来年、優勝に向けての最大の補強になる」と解説。
シーズン後半には、今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦が予想されている菅野智之の穴を埋めたい読売ジャイアンツ、先発投手陣を補強したい阪神タイガースが、FA権行使の場合、大野の争奪に参戦する模様だったが、見事にフラれた形となった。
ほっと一安心の竜党だが、いまだ安心しきれない事情があるようだ。プロ野球OBがその内幕を明かす。
「大野の最終目標は、メジャー挑戦です。そうするには、中日からそのまま行った方がいいか、別の球団を挟んで目指した方が早いか。それを天秤にかけた結果が今回の残留だったと思う。結局、思った以上に中日が年俸を上乗せ(今期推定1億3000万円から1億7000万円増)してくれた上、条件がそろえばポスティング利用を球団が認めた、ということですね」。
チームを率いる与田剛監督も来年は就任3年目と結果が求められる。左腕がフル回転しながら悲願の優勝となるか。
最終更新:2020/11/16 10:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
19:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化