吉本興業の“万全な”コロナ対策に若手芸人からは悲鳴? 賞レースに影響も
#吉本興業 #キングオブコント #極楽とんぼ #山本圭壱 #新型コロナウイルス
芸能界にも広がる新型コロナウイルスの感染。極楽とんぼの山本圭壱のほか、ココリコの遠藤章造、品川庄司の庄司智春、じゃぴょん桑折の「軍団山本」のメンバーが揃って感染したことが明らかになった。
8月8日に行われたYouTubeの生配信番組に出演していた4人。生配信中は特に目立った感染対策も行っておらず、あの場で感染が広がった可能性は否定できない。さらに、遠藤は生配信の数日前にテレビ番組の収録に参加しており、そちらへの影響も懸念されている。
「軍団山本のメンバーが所属する吉本興業では、舞台出演や収録における感染防止の独自ガイドラインを作っています。軍団山本の生配信は、完全にガイドラインを無視したものでした」(テレビ局関係者)
吉本所属芸人は、8月上旬にお笑いコンビ・ラニーノーズの2人やレインボーのジャンボたかおの感染が発表されている。
「感染した芸人と濃厚接触をした疑いがある芸人は自宅待機をすることになり、そのせいで『キングオブコント』の予選に出場できなくなったケースもありました。結果、一部のお笑いファンが、感染した芸人をバッシングするような動きもあった。自宅待機になった芸人もかわいそうだし、感染して叩かれた芸人にとってもツライことです」(劇場関係者)
現在吉本興業は芸人に対して、徹底した感染防止を働きかけているという。
「感染者と接触があった芸人を自宅待機にするのはもちろんですが、コロナとか関係なく体調不良になった芸人についても、症状にかかわらず“1週間の自宅待機”としているようです。超売れっ子の霜降り明星せいやでさえ、1週間休ませたというのだから、かなりの安全策です」(同)
しかし、そんな吉本の慎重すぎる姿勢に対して、疑問の声も浮上している。
「コロナに感染してもいないのに、賞レースを辞退せざるを得ないような状況は、芸人にとってはかなり厳しい。千載一遇のチャンスを逃している芸人も多いわけですからね。今の吉本の方針に不満を持つ若手芸人も多く、その結果、体調不良を報告しないというケースが出てくるのではないかという懸念も生まれています」(同)
一方で、実際に新型コロナウイルスに感染しているのに、公表されていない吉本芸人もいるようだ。
「テレビや劇場に頻繁に出演しているわけではない芸人については、感染が発覚しても、特に何の発表もしていないとのこと。他の芸人や関係者との接触がないなら、ほぼほぼ一般人が感染したのと変わりないですから。吉本としても、無駄に混乱を招かないように、それぞれの事案ごとに対応を変えているようです」(同)
感染者やその周囲の人々が、過剰なバッシングを受けなくて済むような配慮でもありそうだが、何より重要なのは日常的な感染対策。理不尽な目に遇う芸人が出ないよう、感染防止のガイドラインはしっかり守ってほしいものだ。
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