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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 朝ドラ二階堂ふみは出来レース

次々期朝ドラ『エール』のヒロインは二階堂ふみ決定も……オーディション選考は“出来レース”説で混沌

二階堂ふみ

 来春に放送開始するNHK連続ドラマ小説『エール』のヒロインが、実力派の若手女優・二階堂ふみに決定した。2802人が参加したオーディションの末、選考されたというが、外野からは「どうせ“出来レース”じゃないの?」といった声が少なからず上がっているようだ。

 そりゃそうだ。二階堂といえば、まだ24歳ながら、多くの映画、ドラマで主演を張るほどのランクの女優で、無名女優たちと同じ土俵に上がり、わざわざ朝ドラのオーディションなど受けるのか? との疑問は残る。

『エール』は、福島県出身で、昭和を代表する作曲家・古関裕而さんと、歌手としても活躍した妻・金子さんをモデルにした作品。銀行に勤める福島の青年・古山裕一と、愛知・豊橋に住む女学生・関内音が文通で愛をはぐくみ、電撃結婚。音楽によって強く結ばれ、戦前、戦中、戦後を生き抜き、多くの名曲を生み出した少し気弱な夫と、たくましい妻が織りなす物語を描いていく。

 主人公となる古山裕一役には、窪田正孝の起用が決まっており、『マッサン』(2014年後期)の玉山鉄二以来、5年半ぶりに男性が主演となる。窪田もまた、若手演技派として知られており、二階堂とのコンビにはファンの期待感も高いようだが、イマイチ釈然としないのがヒロインのオーディション過程だ。

 近年の朝ドラでは、『ひよっこ』(17年前期)の有村架純、『まんぷく』(18年後期)の安藤サクラ、『なつぞら』(19年前期)の広瀬すず、『スカーレット』(同後期)の戸田恵梨香のように、キャスティングでヒロインを決めるケースが急増している。しかし、『エール』では、4作ぶりにヒロインをオーディションで決めることになったわけだが、最終的に十分な実績がある二階堂が選ばれたとあっては、“出来レース”との声が出るのもふしぎではないだろう。

「NHKが最初から二階堂に決めていたなら、『キャスティングで決まった』と言えばすむことでしょうし、わざわざオーディションを開いたりしないでしょう。その意味では、ガチンコといえばガチンコ。朝ドラのヒロインをやれば、後のブレークが保障されたようなものですから、どこの有力事務所も売り込みに必死なわけです。そんな中、二階堂の所属事務所(ソニー・ミュージックアーティスツ)も誰かを受けさせようとしたところ、二階堂が興味をもったのでしょうね。NHKとしては、『平清盛』(12年)、『軍師官兵衛』(14年)、『西郷どん』(18年)と3回も大河ドラマに出演している二階堂が出てきたら、さすがに落とすわけにもいかなくなります。同事務所では、倉科カナが『ウェルかめ』(09年後期)に、土屋太鳳が『まれ』(15年前期)にヒロインで抜擢されていますし、黒島結菜、橋本愛、蓮佛美沙子あたりはNHKと強い結びつきがあります。“出来レース”とは言いませんが、二階堂の事務所への忖度がはたらいたといわれても致し方ないのではないでしょうか・・・・・・。ただオーディション受験者でNHKが目をつけた若手女優は、脇役での出演が十分考えられるでしょうね」(芸能プロ関係者)

 朝ドラヒロインのオーディションといえば、『わろてんか』(17年後期)の葵わかな、『半分、青い。』(18年前期)の永野芽郁と、2作連続でスターダストプロモーション所属タレントが選ばれて物議を醸したことがあったが、さすがに二階堂クラスが出てきたら、NHKも断るわけにもいかなくなるといったところか……。

最終更新:2019/06/07 06:55
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