霜降り明星、ハナコ、ゆりやん……お笑い賞レースで平成生まれが大活躍! 『M-1』出場資格も変更へ?
#お笑い #M-1 #ゆりやんレトリィバァ #霜降り明星
史上最年少で『M-1グランプリ』王者となった霜降り明星。ボケのせいやは平成4年生まれの26歳、ツッコミの粗品は平成5年生まれの25歳で、平成生まれとして初のM-1王者となった。バラエティー番組に関わるとある放送作家は、こう話す。
「今年は、平成生まれがお笑い賞レースで結果を出した1年になりました。世代交代の波を感じずにはいられません」
3月に行われた『R-1ぐらんぷり2018』(フジテレビ系)で優勝した濱田祐太郎は平成元年生まれの29歳。9月に行われた『キングオブコント』(TBS系)の王者・ハナコについては、菊田のみ昭和62年生まれの31歳だが、秋山寛貴は平成3年生まれの27歳、岡部大は平成元年生まれの29歳だ。さらに、昨年12月の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝したゆりやんレトリィバァも平成2年生まれの28歳だ。
「ここ数年のお笑い界は、アラフォー以上の中堅芸人の層が厚すぎて、20代の若手芸人がなかなか台頭できずにいたんですが、今年は新たな才能が次々と開花している。正直、業界内でもアラフォー中堅芸人には食傷気味で、できることなら生きのいい若手を使いたいという声も多い。そういった期待感も含めて、今年の賞レースは平成生まれが結果を出したのかもしれません」(同)
お笑い界の若返りに向けて、徐々に動きだしているようだ。テレビ局関係者が明かす。
「放送作家さんとかライターさんとか、お笑いに詳しそうな業界人と会うたびに、“最近おもしろい若手いる?”なんて話をしています。残念ながら、中堅芸人の話をすることはほとんどない。とはいっても、最近のテレビ界はあんまり冒険をしないから、実際に若手をブッキングしようと思っても難しい。だからこそ、ガチ勝負である賞レースは若手が活躍するべきだし、実際に活躍してくれたのは本当にうれしい。平成生まれが優勝しまくるのは、いい流れだと思います」
さらに、現在コンビ歴15年以内となっている『M-1グランプリ』の出場資格が変更される可能性も出てきているようだ。
「実は、来年から出場資格が『結成10年以内』に再度変更されるというウワサがあるんです。確かに、15年以内だと中堅芸人が多すぎて、さらに“ラストイヤー温情”みたいなものもあって、決勝戦がフレッシュなメンツにならない。若返りを促すという意味でも、『10年以内』に戻すのはアリだと思います」(同)
もし来年から『M-1』の出場資格が変更されたら、和牛、かまいたちらが出場資格を失うため、中堅芸人が猛反発することは容易に想像できる。しかしながら、それくらいの強硬策に打って出ないと、お笑い界の世代交代ができないのも事実。2019年は、お笑い界の勢力図が、一気に書き換えられる年となるのかもしれない。
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