話題が乏しい『紅白歌合戦』の救世主はB’z? 木梨? 所? カギを握る「新浜レオン」の存在
#本多圭 #NHK紅白歌合戦
先日、出場歌手が発表された『第75回NHK紅白歌合戦』。
旧ジャニーズ事務のタレント、グループが所属する「STARTO ENTERTAINMENT」からは出演拒否され、今年も視聴率が危ぶまれているが、“救世主”として所ジョージと「とんねるず」の木梨憲武の2人の出演が注目されている。
「今回、『紅白』初出場を決めた歌手の新浜レオンのヒット曲『全てあげよう』は、木梨がプロデュースし、所が作詞作曲したものです。新浜の『紅白』出場が発表された際には、マスコミの取材に木梨が『皆さんのおかげでうちのレオンがね』と声を弾ませていましたが、すでに“乱入”に備えて、大晦日のスケジュールを空けているとも言われています。木梨が所に声をかければ、2人の出演が実現する可能性は高く、『紅白』の目玉として、注目されています」(音楽ライター)
同じ令和にデビューした辰巳ゆうと、二見颯一、青山新、彩青と共に“演歌第七世代”と呼ばれ、人気を博してきた新浜は、昨年5月にリリースした「捕まえて、今夜。」のダンス動画がTikTokを中心に中高生の間で大バズリ。歌手活動だけでなく、昨年10月期に放送されたTBS系日曜劇場『下剋上球児』では俳優デビューも果たし、お茶の間の注目を集めた。
「そして、今年1月にリリースした『全てあげよう」がロングヒットを記録し、新浜はデビュー6年目にして、念願の『紅白』出場を決めたんです。一部メディアでは、同じ事務所の大先輩である“B’zとのバーター説”が報じられていますが、ガセでしょう』(音楽関係者)
ちなみに新浜は、B’zが所属する「B ZONE」初の演歌歌手。NHKは、以前から絶大な人気を誇るB’zを『紅白』歌合戦に招聘することが悲願だったともいわれている。
「B’zは今年、NHK朝の連続テレビ小説『おむすび』の主題歌を担当していますから、サプライズ出場が噂されているんです。新浜が初出場を決めたことで、“これでB’zの『紅白』初出場も確定的”という声もあります」(スポーツ紙記者)
しかし、B ZONEの内情に詳しい芸能関係者は、「B’zは出場を固辞しているようです」と話す。
「他方、新浜はデビューの頃から『紅白』出場を目指してきましたが、『紅白』に影響力を持つ芸能界の実力者からの横やりもあって、叶わずにいました。結局、『紅白』出場を勝ち取るには実績を作るしかなく、毎年、地道なプロモーションでメディア露出を増やしてきました。新浜はすでに“卒業”しましたが、『演歌第七世代』の中でも露出は群を抜いている。バーターなどではありませんよ」(前同)
実力で初出場を勝ち取った新浜に対して、ファンからは木梨&所の『紅白』乱入を期待する声があがっている。
「もし、“乱入”が実現すれば、氷川きよしが初出場した2000年以来のサプライズになるでしょう」(前出の音楽ライター)
2000年、デビュー曲『箱根八里の半次郎』が100万枚を超す大ヒットとなった氷川は、その年の『紅白』に初出場。その応援に、“名付け親”としてビートたけしと、故・志村けんさんが乱入してコントを披露し、会場を沸かせた。
「ちなみに、たけしは“氷川きよし“の名付け親と言われてますが、実際は、すでに芸名を決めていた氷川の所属プロの長良じゅん会長(2012年5月没)がたけしと親しかったことから、話題作りのために、“たけしが名付け親”ということにしようと考え、たけしがそれを了承したものです」(テレビ関係者)
筆者は、たけしが氷川の名付け親になる場に同席していたので、この話は事実だ。“氷川きよし”という芸名は、当時、事務所が赤坂の氷川神社に近くにあったことから付けられた名前だった。
「その年、たけしは志村さんとバラエティ番組『神出鬼没! タケシムケン』(テレビ朝日系)で共演していたこと、長良さんと志村さんの所属事務所会長が昵懇の仲だったことから、氷川応援に2人で駆けつけたんです」(前出のテレビ関係者)
あれから約四半世紀が経ったが、今年2人の“乱入”は実現するのか。
「所はNHKで『所さん! 事件ですよ』というレギュラー番組もありますしね。木梨も、11月に日本武道館で行ったワンマンライブ『とんねるず THE LIVE』が大盛況で、不動の人気を示した。『紅白』の目玉として期待したいですね」(前出の音楽ライター)
木梨自身は、メディアの取材に、「こういうご時世ですから。大事なのは打ち合わせと許可。乱入でいじり倒す、そういうことはできません。NHKさんのオファーを待っています」と話していたが、果たしてーー。
(文=本多 圭)
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