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斎藤元彦兵庫県知事「公職選挙法違反疑惑」に揺れる美人社長の知られざる素顔

大炎上の『美人社長(33)』華麗なる人生の“裏”

 さて、今週の最後の記事は、あの斎藤元彦兵庫県知事が、またまた引き起こした公職選挙法違反疑惑騒動を追った新潮と文春の記事。

 特に、新潮はお得意の取材力を駆使して、PR会社の女性社長の実像に迫っていて読みごたえがある。

 事の経緯は、連日のようにワイドショーなどで報じられているから大体お分かりだと思うが、ざっとおさらいしておこう。

 11月20日、斎藤とかねてから知り合いで、今回の県知事選のPRを引き受けたPR会社「merchu(メルチュ)」の折田楓社長が、斎藤を再選させた原動力になったといわれるSNS戦略など、全てのものは私がやったのだと、SNSにアップしたのだ。

 だが、斎藤から資金提供を受け、広報戦略を一手に引き受けていたとすれば、公選法違反になりかねない。

 斎藤は記者たちに囲まれ問いただされると、「ポスター作りなどを頼んだだけで、SNS戦略は自分たちでやった」と、冷静な彼には珍しく汗を浮かべて抗弁し、後は弁護士に任せてあると逃げてしまった。

 その後、斎藤の代理人弁護士が会見を開いたが、どうやら斎藤と十分な打ち合わせができていなかったと見えて、しどろもどろでつじつまが合わないところが多く、かえって疑惑は深まってしまったのである。

 それはともかくとして、SNS戦略は自分がすべてやったと公言した折田は、雲隠れして行方不明である。

 この女性なかなかの美形である。はて、どんな経歴で、どんな人物なのだろう。
折田の親族が新潮に語った彼女の素顔とは……。

「いつか痛い目に遭って、そのキラキラした世界は崩れると思っていたけど……。こんなにも大きな花火を打ち上げて、大炎上するとは思わなかった」

「全国的にも注目されて、すごい迷惑をかけているじゃないですか。兵庫県知事選もやり直しかもってね。彼女は県の仕事に関わって、自分の顔や名前をSNSでさらしてきた。自信も大きい分、ものすごくコンプレックスがあると思いますよ」
先にも触れたように、11月20日に彼女はネット上に〈兵庫県知事選挙における戦略的広報〉と題する記事を投稿し、この度の選挙戦における斎藤陣営のネット戦略を包み隠さず綴ったのだ。

 こうした内容が公開された途端、SNS上では公職選挙法に違反するのではとの指摘が相次ぎ、大炎上となってしまったのである。

 さらに、人々の関心は折田が以前からSNSにアップしているセレブな日常にも向けられている。実際に彼女のSNSを確認すると、派手な私生活を物語る投稿の数々があるという。

 定価でも最低170万円するような高級ブランド・エルメスのバッグ「バーキン」を、大阪の大丸百貨店心斎橋店で購入した際の写真や、同じく高級ブランド、ルイ・ヴィトンのバッグを手に持つ姿の写真を投稿。ハワイや沖縄といったリゾート地へ旅した様子や、高級ホテルでアフタヌーンティーを楽しむ姿など……。

 先の親族はこうもいう。

「楓の一家はキラキラしているように見えて、虚勢を張って生きてきたというか、実際のところはドロドロなんです。まぁ、そんな偏った育て方をされたら、彼女のような大人になってしまいますよ」

「彼女の父親は開業医になったけど、異母兄弟との仲が悪くて、取っ組み合いのけんかをするほどで、相続の際ももめましたからね。自分たちの家族がどれだけうまくいっているか、周りに大きく見せたいということなんでしょう。父親は自分の娘を溺愛して、幼い頃からドラムを習わせた、フランスへ留学させた、娘が企業を立ち上げたとか自慢話ばかりする人でね。その娘は娘で、慶應に入学したら同じ学部に芸能人がいたなんて得意気に話すので、田舎にいる親戚たちとも疎遠になっていったんです」

 もっとも、折田の優秀さや人柄を評価する声もないわけではない。以前、折田と地域再生のプロジェクトに携わったという人物は、こう指摘している。

「今は結婚して旦那さんも同じ会社で働いているようですが、私が出会った頃の折田さんは独身で20代だった。スタートアップで起こしたばかりの会社のお嬢さん、というような感じで今ほど手広くはやっていなかったと思います。フランス留学、慶應、外資の銀行という経歴を考えたらてんぐになってもおかしくないのに、偉そうな感じは全くなくて腰が低い方でしたよ。仕事のレスポンスも速く非常に優秀。最近のSNSの投稿とは随分と印象が違うといいますか、派手な感じの子ではなかったのですが……」

「周囲の評価が極端に分かれるあたりは、斎藤知事にソックリだが……」(新潮)

 今回のことは公選法違反だ、いや、そんなことはないと、外野席も喧しい。

 私は、折田が出てきて喋れば、斎藤の脇の甘さが命取りになるかもしれないと思っているのだが。どちらにしても、この怪しげな斎藤フィーバーはまだまだ続きそうではある。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週は現代だけ。

「沢口愛華 目覚めのとき」「斎藤恭代 裸足の女神」

 どちらも可愛い。目の保養にはなるな。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/12/02 15:00
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